海外大学のCS修士課程に進学することになった
僕の略歴
- CSの学位は持っていない
- 帰国子女とかではなく、英語が苦手な典型的な日本人
- 社会人になって偶然の成り行きでソフトウェアエンジニアをやっている
なぜ目指すことになったのか
一言で言うと、コンピュータサイエンスとして自分の持っている地図を広げたかったからである。僕はソフトウェアエンジニアとして働いているが、普段の業務ではwebの中でのエンジニアリングである。
特にフロントエンドは僕の性に合っていると思っているし、これからもその業界の中で生きていきたいと思っている。
でも今のスタイルのまま10年続ける、というのはどうなんだろう?と言うのをずっと頭の中で感じていた。
ある時一流のフランス料理のシェフのドキュメンタリーを見て、「フランス料理は素材と調理法の組み合わせで1+1が10にもなる」と言う言葉と聞いた。これって案外ソフトウェアでも同じことが言えるのでは?自分が業務では触れない技術分野、そしてそこから地図を広げていけば、もっと楽しめるのでは?と思い、一念発起した。
大学選び
僕の場合は
- CSのバックグラウンドが全くない
- 満遍なくコンピューターサイエンスを勉強したい
- できるだけ早く行きたい
- 学費が安い方が良い
- 完全オンラインで勉強とリサーチができること
- イギリスの大学で勉強したい(これはかなり個人的な理由なので触れない)
上記の条件などを踏まえてイギリスのラッセルグループの一つであるヨーク大学を選ぶことにした。
ちなみに最初の情報源はこちら。人生の先輩方とZennに感謝。
進学のオファーをもらうまでやったこと
- 英語の勉強
- 学部時代の各種証明書の準備
多分ほとんどの日本人で一番大変なのが、英語だと思う。
観測範囲内で海外大学は総合スコア以外にいわゆる英語の4技能それぞれに一定の最低スコアを要求し、どれか一つでも苦手なものがあると駄目だった気がする。なので自分の英語で苦手な部分が何かをはじめに分析して潰していくしかない。(僕の場合はスピーキングだった)
そして英語の能力証明にはいくつかあり、
大体がTOEFLかIELTS(+ Duolingo English Test)のスコアを要求される
僕はTOEFLとDuolingo English Testで迷ったが、Duolingoの方を選択した。
理由は一回あたりの受験料が非常に安いのと自宅から受験できるからである。
(最近はTOEFLでも自宅受験ができるプログラムも用意されているので、かなり敷居は低くなったとは思う。)
ただし、Duolingoは対策本がないので、TOEFLの試験対策をベースにインターネット上の受験者の勉強方法を参考にしながら進めていくのが良さそうである。
英語の勉強方法は僕の個人ブログで別途紹介↓
学部時代の成績に関しては日本と海外ではGPAの基準が違う。ので例えば日本の大学時代でGPAが3.0以上に届かなくてもあんまり落ち込まず、とにかく提出するのが良いと思う。(大体のケースにおいて日本のGPA算出は低くなりがち、とか聞いたことがある)
修士課程に入った先
自分の目的はコンピュータサイエンスの地図を広げたい、というのが動機の一つだったが恐らく修士課程で勉強しただけではその全てを埋めることはできない、というふうにも思っている。
でも「自分は何がわかっていて、何がわかっていないか」を理解できると言うのはある種とても幸運なことではないかと思う。
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