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Cursorでポートフォリオサイトを作成し、デプロイまでやる

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こんにちは、Mygです。今回は話題のAI開発環境「Cursor」を使って、ポートフォリオサイトをゼロから作成し、デプロイまで行う流れを記録としてまとめてみました。
ReactやNext.jsに触れたことがある方や、ポートフォリオ作りを検討している方の参考になれば幸いです。


✅ Cursorとは?

Cursorは、AI機能が統合された次世代のコードエディタです。ChatGPTと連携しており、以下のような特徴があります。

  • コード補完やリファクタの提案が強力
  • Chatで質問すると、ファイル構成を考慮して返答してくれる
  • GitHub Copilotのような補完+VSCodeのUIに似た使いやすさ

実際に使ってみると、「ただのエディタ」ではなく、AIペアプログラマと一緒に開発しているような感覚になります。


🔧 プロジェクト作成:Next.jsでポートフォリオサイトを構築

1. 新規プロジェクトを作成

Cursor上で新しいNext.jsプロジェクトを作成します。npx create-next-app@latest を使ってもいいですが、Chat機能で以下のように入力すると、AIがセットアップしてくれます。

「Next.jsでシンプルなポートフォリオサイトを作りたい。TypeScriptとTailwind CSSを使いたい。」

src/構成、tailwind.config.jspostcss.config.jsなどを自動生成してくれました。

2. 作りたいサイトのイメージをそのまま伝えてみる

以下のプロンプトを投げてみました。

現在Reactでポートフォリオサイトを作成しています。
今から指定する内容で新しくサイトを作成し直してください。
🔹 基本構成

1. トップページ(ファーストビュー)
名前(またはハンドルネーム)
キャッチコピー(例:「React×TypeScriptが得意なフロントエンドエンジニア」)
簡単な自己紹介(1〜2行)
SNSやGitHub、Qiita、Wantedlyなどへのリンク
2. 自己紹介 / プロフィール
経歴の概要(どんな会社で何年働いたか、どんな開発をしてきたか)
使用できる技術スタック(言語、フレームワーク、ツールなど)
強み・得意分野(例:UI設計、パフォーマンス最適化、API設計 etc.)
学習中の技術・興味のある分野
資格や受賞歴(あれば)
3. ポートフォリオ(制作物一覧)
各プロジェクトごとに以下の情報を掲載:

タイトル
概要説明(どんなアプリ/サービスか)
使用技術
担当箇所(チーム開発なら)
開発の背景や目的
工夫した点や苦労した点
GitHubリンク
デモリンク(あれば)
スクリーンショット or 動画
4. スキル一覧
フロントエンド(React, Vue, TypeScript, etc.)
バックエンド(Node.js, NestJS, Prisma, MySQL, etc.)
その他(Docker, Git, CI/CD, etc.)
レベル感(例:★★★☆☆)
5. ブログ / 技術記事
技術的なアウトプットのリンクや要約
Zenn、Qiita、noteなどへのリンクでも可
6. 連絡先 / お問い合わせフォーム
メールアドレス
SNSのDM
Googleフォームやコンタクトフォームなども◎
7. 履歴書・職務経歴書のPDF(任意)
転職・営業目的なら用意すると親切

また、UI、UXは、モダンなデザインになるようにしてください。

プロンプトの内容についても、ChatGPTに「ポートフォリオサイトに必要な情報を教えて」という質問に対して回答を生成してもらいました。

3. コンポーネントの実装

以下のように瞬く間にコンポーネントが生成されました。

AIのコードはそのまま使ってもいいし、自分で調整しやすい構造になっているのが助かります。


4. 修正と改善

起動してみるとかなり良い感じにサイトができていました。
ここからは、画像を追加したり、自分の情報を追加していきます。
AIによって分かりやすくコンポーネントが分割されているので、すぐに修正箇所に辿り着くことができます。

また、さらにプロンプトを追加することで、サイトを改善していきます。
例えば:

スキルについては、経験年数に基づいて計算するように変更してください。
コードは修正せず、テキストカラーや背景色のスタイルを変更をすることで、より洗練されたデザインにしてください。

🚀 デプロイ:Vercelで一瞬

プロジェクトが完成したら、Vercelにデプロイして公開します。

手順:

  1. GitHubにリポジトリをPush
  2. Vercel にアクセスし、GitHub連携
  3. リポジトリを選択 → デプロイ

これだけで、数分でWeb上にポートフォリオサイトが公開されます。


📌 作ってみた感想

  • Cursorは思っていた以上に実務で使える
  • エディタとAIが一体化しているので、思考が中断されない
  • ドキュメントを読まずとも「こうしたい」で実装が進む
  • 初学者にもベテランにも便利な開発環境だと感じました

特にポートフォリオのような「自分の表現」を詰め込む開発では、AIを相棒として使うことで、集中すべきところに集中できるのが最大の利点でした。


✍️ おわりに

今回は、Cursorを使ってポートフォリオサイトを作成し、Vercelにデプロイするまでの流れを紹介しました。

ポートフォリオをこれから作る方はもちろん、AIを使った開発に興味がある方は、ぜひ一度Cursorを触ってみるのをおすすめします。
「コードを書く」という行為の未来が、少しだけ見えた気がしました。


📎 デモサイト: https://portfolio-atiek-hubs-projects.vercel.app


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