Contentful CMSを使った感想
概要
Headless CMSの数が増えていく中でそれぞれの違いが分からなくなっているため、複数のCMSごとに同一のwebページを作成することでCMSごとのメリデメを明確にしていくプロジェクトを始めました。
その際CMSの1つとして採用した「Contentful CMS」が初心者には理解の難しいコンセプトだったため、理解を深めるためにアウトプットします。
Contentfulとは
ドイツのスタートアップが開発したHeadless CMSです。CMSに保存できる言語の数がかなり多いことが特徴です。
ドキュメントや管理画面は日本語対応していないため、英語を読めないと使えません。
Contentfulは何がいいの?
カスタムコンテンツをたくさん作れる & コンテンツ同士を参照できるため、管理できる情報がブログの記事やニュースに留まらず、例えばページ内のコンテンツ全て(見出しテキストや画像..etc)管理することができます。
また、参照の機能を使い、定義したデータをコンポーネントのように使い回すことで複数のページにわたって使われるコンポーネントのpropsをCMS上で簡単に管理することができる点がContentful CMSの最大の特徴かなと思います。
実際、他のCMSでもコンポーネントのpropsを管理することはできますが、参照の機能がないため、例えば同じ画像を再アップロードしなければならなかったり、同じテキストを再度入稿しなければならなかったりします。
また、gitのようにコンテンツをブランチごと(CMS上の言葉では「環境ごと」)に設定できるため、本番で表示しているデータと、ローカルで表示されるデータを分けて閲覧することができます。
※ただし、多機能なのでこれが正解!といった言い方はできませんので、他の使い方もあると思います。
CMSの設計工数
機能が多いため、設計難易度は他のCMSと比べて高い。
1つのコンテンツを管理するのに、大きく以下の3つを設定する必要がある
- スペース(アプリケーションごとに分けて使う)
- 環境(バージョン管理に使う)
- 言語
特に初心者には使いこなすのに時間がかかる
他のCMSと比べた時のメリットデメリット
▼メリット
- 無料枠がかなり大きい
- データの参照機能により、登録ずみのデータを使い回しやすい
- バージョン管理機能により、開発用のデータと本番用のデータを分けて管理できる
- データが多言語対応している
▼デメリット
- 管理画面が日本語対応していない(ドキュメントも英語のみ)
- ドキュメント上に設定例の記載が少ない
- 高機能のため、エンジニアもクライアントもCMSを理解するのに時間がかかる
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