社内研修で、CCNA対策講座の講師に挑戦した話
お疲れさまです、K.Inoueです。
今回は、3月にCCNAの社内研修の講師(zoomで)に挑戦したのでその振り返りのために
記事を書いていきます。宜しくお願いします。
講師に挑戦した理由
僕の持っているスキルをアウトプットする力を付けたいと考えたからです。
失効しましたが、元々CCNPを所持しており資格試験の出題形式なら解ける自信はありました。
ですが、資格に挑戦してもわからない人に対して、理解できるようわかりやすく教える経験が無かったため
講師に挑戦し、自分の知見を共有し理解する手助けになれば‥と考え、講師に挑戦することにしたのです。
配信環境
zoomで画面共有をする時はメインモニタ(右側のモニタ)で共有。サブモニタ(左側のモニタ)でチャットのウインドウを移し
しない時は全部メインモニタに映してました。
カメラはこちらを
マイクはこちらを使用しました。
事前準備
実はほとんどしていません。 事前に問題文に目を通したくらい‥
これは後述する理由と関連しています。
実践した方法
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自分の知見に頼らず、Infraexpertを使いまくる
これには理由が2つあり
- 自分の持っている知識は自分の特性によって培ったものだから
- 受講者がネットワーク技術を学ぶにあたって、まずはInfraexpertを参照する習慣を身に着けて欲しかったから
1つ目に関して、自分の別ブログから引用しますが
人が物事を判断したり、または誰かに話しをしたり、はたまたその話を聴き手が感じた
り‥そういった事は全て話し手や聴き手自身の経験や感性からきている
今回のCCNA研修で言うと、僕の解法や導き方は全て自分の今までの勉強や業務経験、また僕の性格(合理的に導こうとする)に由来している‥と社内のコミュニケーション研修で感じました。
なので僕の導き方は他の人には伝わりにくい。受講者が導き方自体を考え、学んでほしいと思い外部サイトのInfraexpertを多用しました。
これが事前準備をしていない理由にもなっています。
これが功を奏したのか、受講者の方は自身なりの導き方を試行錯誤し学んでいってるようでした。
2つ目に関しては、受講者が上位資格やネットワーク技術を学ぶ、となった時に
InfraexpertはCCNPのweb教科書やネットワークスペシャリストの教科書(ネスペイージス)、他技術記事などネットワークに関する話題が豊富にあるためかなりの頻度で参照するだろう。だったら今からInfraexpertを見てもらう習慣をつけてもらおう!と考えたためです。
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問題文が何を聞こうとしているのかを説明
1.によって受講者自身の導き方が確立されてきた段階で、解説に「問題文が何を聞こうとしているのか」を追加で説明し始めました。 -
受講者が迷った回答に関してだけ、自分の知見を話した
受講者が回答するのに迷っている様子だった問題を記憶しておき、解説の際にどの部分で迷ったかをヒアリング。ここで初めて自分の知見を話しました。
実際にあったのは、IPv6のデフォルトルートを問う問題があり、回答群の中に対向先が物理ポートで構文不足の選択肢や、対向先としてルータの論理アドレス(プレフィックスが/32のもの)を指定しているものがありました。
構文不足は普通に解説すれば良いのですが、論理アドレスは他の構文の部分さえ合ってれば正解になります。そういった論理アドレスが正解になり得ることも解説の余談として話ししました。(CCNAの範囲外っちゃ、外だけど‥汗)
受講者のアンケート結果
3回やって、3回とも5段階中5でした。結果がわかったときはめちゃくちゃ嬉しかったです‥!
説明がわかりやすかった、OSPFやスタティックルートの疑問が解決できた‥など頂いていたようです。
受講者は受かったか
上記のアンケート結果を頂いたときに判明したのですが、アンケートで具体的に反応いただいた方は研修後にCCNAを受験し、受かってました!よかったよかった😊
やってみた感想
問題形式じゃなくても解説可能なものと、問題形式以外だと解説しにくい分野がハッキリ分かれた
実際にやってみると、自分が得意なルーティングやIPアドレスの計算などは研修中に来た質問にすぐ答えられたのですが、STPなどは質問の回答でInfraexpertを参照したことがありました。知っているつもり/理解しているつもり‥になっていた分野があることに気付かされました。質問に答えられるようなインプットもしていかなければ‥と感じました。
以上です。
最後まで読んで下さり、ありがとうございましたー!
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