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EC2のインスタンスタイプまとめ
はじめに
AWSではシステム要件に合った適切なインフラサイズを選択できるよう
様々なインスタンスタイプが提供されており、用途に合わせた設定によりコスト最適化を実現できる
ここではEC2のインスタンスタイプについて記載する
インスタンスタイプの構成
例えば、以下のように構成されたインスタンスタイプが存在する
t3.xlarge
ここで各値の意味は以下である
-
t
→ インスタンスファミリー -
3
→ インスタンス世代 -
xlarge
→ インスタンスサイズ
インスタンスファミリー
インスタンスファミリーとは、EC2などのサービスの利用用途に合わせたサイジングの種類のこと
インスタンスファミリー | 種類 | 特徴 |
---|---|---|
汎用 | T2, T3, M4, M5 | 一般的なシステム用途に適用可能なバランス型 |
コンピューティング最適化 | C4, C5 | コスト効果の高いCPU処理に特化 |
メモリ高速化 | X1e, X1, R5 | 大容量メモリ特化 |
高速コンピューティング | P2, P3, G3, F1 | GPUやFPGAなど高速処理に特化 |
ストレージ最適化 | H1, I3, D2 | ストレージ容量やI/Oスループット性能に特化 |
インスタンス世代
M4やM5などに付与されている数字のこと
数字が大きいほど新しい世代で、最新のアーキテクチャの方が高性能かつ安価なケースが多い
インスタンスサイズ
各インスタンスファミリーにはlarge、xlarge、2xlargeなどのインスタンスのサイズが付与されており、
例えば、c5.4xlargeはvCPU数が16個搭載されたサイジングを意味します
一般的にはvCPU数がlarge=2, xlarge=4, 2xlarge=8, 4xlarge=16と増加する
まとめ
EC2のインスタンスタイプの見方についてまとめた。
インスタンスタイプは以下3つの要素で構成されており、
用途に合ったサイジングを選択することがコスト最適化実現につながる
- インスタンスファミリー
- インスタンス世代
- インスタンスサイズ
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