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自身の簡易業務経歴を書いてみた

2024/04/22に公開

はじめに

初めて業務に関するブログを書いてみました。
普段は第三者検証の企業でQAエンジニアとして働いていますが、個人でも情報を発信していきたいと考え、数ある情報発信のサイトの中からZennで書いてみることにしました。
習慣化は苦手ですが、これをきっかけに続けていきたいです。

今回のテーマ

今回のテーマについて、自分のこれまでの経歴についてざっくりまとめてみました。
あまり詳細に書きすぎると、次回のハードルが高くなるので、思い出せる範囲で書いていきます。

はじめてのテスト

新卒からエンジニアをやっていたわけではなく、最初は営業職を行っていました。
法人営業担当で仕事自体は嫌ではなく、年間の個人目標を達成することは出来ましたが1年経たずで退職し、2ヶ月後くらいにエンジニア派遣を行っている企業へ転職しました。

初めてのテスト業務はPOSレジアプリの評価・検証業務でした。
客先常駐の形でプロジェクトに参画し、最初の仕事はスマートフォンやタブレットでのテスト実行でした。
同期の人が先にプロジェクトに入っていたので、不明点について相談しつつ、テスト項目の消化を進めていき、たまに不具合を見つけていくのは、今までにない経験で物凄く新鮮で楽しかったです。

3ヶ月ほど経ったくらいで、新機能実装に伴うテスト仕様書の作成を任されたので、テストベースを見ながら、分からないなりに作成を勧めてみましたが、いざ顧客や開発の人たちとテスト仕様書のレビューを行ったらボコボコにされました。
(同じチームのQAリーダーにも、あまりの出来の悪さに苦言を呈されるほどの成果物でした 泣)

あと苦労したのが、開発とのコミュニケーションです。
開発との定例ミーティングもQA担当で参加していましたが、開発用語とかもちんぷんかんぷんで、ミーティングでも何も意見を発せない地蔵となっていました。

何とか同い年の開発の人と仲良くなり、その人から情報を得たりして付いていくことが出来ましたが、最初の方は話についていけず、たた固まっているだけの時間が続き、苦痛でしかありませんでした。

数多くの苦労がありましたが、何とかリリースまでたどり着いて安定稼働と判定された時は一種の達成感と感動がありました。
また、リリースが早朝であったため、深夜出勤した時は謎にテンションが高くなっていました。

ここで得た経験

  • 機能テスト
    • テスト設計(お手伝いレベル)、テスト実装、テスト実行、不具合起票
  • リグレッションテスト
    • テスト実装・テスト実行
  • 成果物の形式
    • Office(Excel)
  • 使ったツール・技術
    • JIRA、Confluence

カーナビのテスト①

POSレジアプリの案件も10ヶ月ほどで契約満了となり、次はカーナビの評価・検証業務でした。
ここでは幅広い経験を積めたのが第1印象です。
実車テストで出た不具合の確認テスト、画面仕様書や機能仕様書をベースにしたテストのテスト実装・テスト実行等、テスト関連の業務に加え、新規参画者やプロパーの新卒向けの研修など、テスト以外の部分の業務を任されたりしました。

また、この案件には約2年半ほどいたので、数多くの人たちと仕事をし、その際に仲良くなった人が多く、一緒にJSTQBのFLを受けに行ったり切磋琢磨する仲間みたいな関係でした。
その人たちとは今現在もプライベートで旅行に行ったりしています。

後述しますが、この後2回ほどカーナビの別案件に参画し、全て今回の案件を紹介して頂いた会社であることから、自身のキャリアの中で最もお世話になりました。(直近の転職活動でこの会社も候補にあったレベル)

ここで得た経験

  • 確認テスト
    • テスト実装、テスト実行
  • 機能テスト
    • テスト設計、テスト実装、テスト実行、不具合報告
  • 新メンバー研修
    • 新規参画者・プロパーの新卒向け研修
  • 成果物の形式
    • Office(Excel)
  • 使ったツール・技術
    • ログ収集(TeraTerm)

生保システムのテスト

カーナビ案件の契約満了後、生命保険の社内システムのテスト案件にアサインされました。
初めての金融関係の案件であった為、専門用語が数多く出てきて、最初はついていくので手一杯でした。
ただ、お客様が積極的にレクチャー会を開いて頂き、物凄く助かったという印象が強く残っております。

個人的な思い出として、複数のメンバーで各機能担当毎にテスト仕様書を作成する体制を取り、他の人の機能については、お客様都合なのかレビューがほぼなかったのに対し、自分の担当機能だけガッツリレビューして頂いてもらいました。
あまりのレビュー指摘の多さに、早朝出勤をリーダーに依頼して朝早くから直していました。

ここで得た経験

  • 機能テスト
    • テスト設計、テスト実装、テスト実行、不具合報告
  • 使ったツール・技術
    • backlog、SQL
  • 成果物の形式
    • Office(Excel)

カーナビのテスト②

生保システムの案件終了後、当時の会社からの転職を検討していた際、カーナビの案件で仲良くなった他社の知人から、「ウチの会社に来なよ」ってお誘いがあったので、話を聞きに行ったら、案件の選択肢が増えそうな感覚があったので迷わず転職しました。

最初の案件はカーナビの案件でした。
誘ってくれた人が現場のエンジニアから営業に転身したので、カーナビ案件時の伝手を借り別案件にアサインしてもらいました。

このタイミングでコロナ禍に差し掛かったので、出社とテレワークが半々でしたが、案件の内容的には、カーナビ案件の経験を活かせるようなものでした。

個人的な成果としては、走行規制に関する機能テストを提案し、それが通ったことでテスト設計から1から作成できたことです。

走行規制とは、自動車の走行中は安全面の観点からカーナビ操作に制約がかかる機能であり、本来は優先度が高い機能のはずですが、その内容がテスト仕様書にほとんど盛り込まれていませんでした。
最初のカーナビ案件の時に、走行規制については法規要件に当たるため、これをクリアしないとそもそも自動車を販売できないということを把握していたため、顧客に走行規制に特化したテスト仕様書作成を提案したら、その内容が通ったことです。

その結果、テスト設計からテスト実装まで1から作成する経験ができたのは貴重な経験でした。

ここで得た経験

  • 機能テスト
    • テスト設計、テスト実装、テスト実行
  • 非機能テスト
    • テスト実装
  • 成果物の形式
    • Office(Excel)
  • 使ったツール・技術
    • Redmine

カーナビの要求を考える

2回目のカーナビ案件を約1年ほど経験後、1回目のカーナビ案件で仲良くなったプロパーの方から、「別案件でカーナビの要求仕様を作る仕事をやってみない?」と打診があったので、二つ返事で承諾しました。

内容としては、自動駐車システムの要求仕様書作成を行うプロジェクトで、これまでテスト仕様書を作るのが中心でしたが、要求仕様を作成するというソフトウェア開発の最上流の工程に携われました。

その分、成果物のクオリティが厳しく求められたため、それなりにしんどい時期もありましたが、仕事を前に進められたのは周囲の人たちに恵まれたに違いありません。

仕事内容的にもずっと要求仕様書を作成していたわけではなく、たまにテスト実行の依頼やテスト仕様書の作成などやっていたりと、多様な工程を経験できた案件でした。

ここで得た経験

  • 要求仕様書作成
    • 画面仕様、機能仕様
  • 受け入れテスト
    • テスト設計、テスト実装、テスト実行
  • 成果物の形式
    • Office(Excel、PowerPoint)
  • 使ったツール・技術
    • CANoE

おわりに

何だかんだで長く書いてしまいました。
余談ですが、カーナビの要求仕様を作成する案件は2年間で契約満了し、30代中盤に差し掛かる辺りでキャリアを固めていきたいと考え始め、現職へ転職いたしました。
次回からはソフトウェアテストに関するアウトプットをしていきたいと考えています。

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