安全確保支援士備忘録
目的
先日4月16日に情報処理安全確保支援士 を受験してきたので、勉強時期、勉強方法、勉強教材、反省などを備忘録として、今後に活かすために書いております。なお、勉強方法は各人の最適の方法を選ぶべきですので、あくまでも参考として見ていただければと思います。
動機
高校に入ってから様々な資格に興味を持つようになりました。セキュリティに特に興味があったため、支援士はすぐに目に留まり、強く取得したい資格の一つになりました。
前準備
とは言っても高校入りたての頃はプログラミングの経験はあったものの、それらが実世界でどのように使われているか、運用されているかさっぱりわからない状態でした。それで、まずは IT 全般の大まかな知識を得ることに決め、高2で基本情報技術者試験を受けました。分野によって自分の得意不得意が分かれましたが、受験することによって支援士の勉強をするのにあたって知識の土台となり、良い前準備となりました。
勉強時期
勉強時間は体感で200時間ぐらいでした。タイムラインは以下のような感じになります。
- 2022年4月 参考書読み始め
- 2022年8月 参考書1回目読み切った
- 2022年9月 ノート書き終わり
- 2023年1月 午前2試験過去問一通り
- 2023年2月 ポケットスタディ読書開始 & 午後過去問開始
- 2023年4月 受験
勉強方法
最初に全体の範囲を探るために参考書を読んでおりました。高校3年生頃にゆっくり読み始めて、結局読み終わったのが秋頃になりました。その間に要約したものをノートに書き取りました。大まかにはキーワード、それに関する意味、他のキーワードとの結びつきについて記しました。今思うとこれのおかげで「結びつける力」が身に付いたと思います。以下の教材を使いました。
- IPA 公式ウェブサイト
- 情報処理安全確保支援士合格教本
- ポケットスタディ
- ノート(自作)
- 過去問
また、読書などの受動的な学習に加え、実際にツールなどを動かす能動的な学習にもチャレンジしました。具体的には以下の手法を使用しました。
- 実際にサーバを立ち上げ
- ファイアウォールの設定
- 個人開発へのISMSの導入シミュレーション
- ファジングツールの開発
反省
全体的に良かった点としては以下が挙げられます。
- 他の分野と結びつける力が身に付いた
- 早めに受験の準備を始めた
- 能動的に学習したので、より記憶に定着した
一方で改善点として以下の点が挙げられます。
- 空白の時間があった(2022/9~2023/1など)
- 学習したことを忘れてしまって、思い出い出すのに時間が掛かったりと、少し効率が悪かった
- ノートがキーワードを覚えるための専門の教材になってしまった
- ノートには基本的には覚えやすいようにキーワードだけでなく、その言葉の重要性、実際の使われ方などワンポイント増やすべきだった
- もっと能動的な学習を増やすべきだった
- 色々と書いたものの、実際の試験範囲はもっと広いものでしたし、最新の技術に関係する問題なども出題されるため、全般的な開発だけでなく、もっと細かく焦点を当てて開発するべきであったと反省しています。
それで、今後は以下の点を活用していきたいと思いました。
- 計画は現実的に
- 早めに始めたのは良かったものの、学校や他の試験もあったので、コンスタントに続けることが困難でした。それで今後は最初勉強を始める前に必要な時間を定期的に取れるか確認する必要があることを学びました。
- ノートは濃く書く
- キーワードの説明だけだったら参考書で足りますから、ノートだから活かせる点を活用していきたいと思います。具体的にはそのキーワードの重要性や過去問での出題例など、ノートをより濃く書くことに気をつけていこうと思います。
- 学習の粒度を下げていく
- 全般的な学習が終わったら、今度は分野ごとの学習を掘っていき、最新の技術などにも対応できるように学習の粒度を下げていこうと思いました。
感想
支援士試験には昔から憧れていたので、念願の受験を果たせてすごく嬉しいです。ただ、改善の余地はまだまだあるため、今後の受験に役立てて、スキルを磨いていこうと思います。
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