Dropboxの代わりにSyncthingを使う
最近、Obsidianを使って学んだことをマークダウン形式のファイルでまとめています。
その際、どの端末でもファイルが開けるようにDropboxを使ってファイルを共有していました。
Dropboxでも特に不満はなかったのですが、ネットサーフ中にSyncthingというものを知って試したところ、思っていた以上に良かったので紹介します。
Syncthing
P2P技術を利用するので、Dropboxのようなクラウドクラウドストレージサービスにデータを保存したり、Nextcloudをホスティングする必要がない。
インストール方法
Mac
brew install syncthing
ArchLinux
sudo pacman -S syncthing
実行
syncthing
以下のURLが開く、ここで設定ができる。
http://127.0.0.1:8384
同期デバイス
RemoteDevicesに同期するデバイスを追加する。
同じネットワーク環境にいるときは、もう一方のデバイスが表示されるので選択するだけで設定できます。
また、同一ネットワークにないときは、Actions > ShowIDでデバイスIDが見れるので、それを追加します。
同期フォルダ
Add Folderで同期したいフォルダーを追加します。フォルダー名は任意ですが、フォルダーIDは共有するデバイス間で同一のものにしなければなりません。また、フォルダーパスで同期したいフォルダのパスを設定します。
同期フォルダの共有
同期デバイスの編集を押し、共有タブで共有したいフォルダーの設定ができます。同期したいフォルダーにチェックを入れて、保存をすれば同期してくれます。
自動起動
毎回Syncthing
と打つのは大変なので、サービスとして登録する。
Mac
brew service start syncthing
Archlinux(Bash,Zsh)
sudo systemctl enable syncthing@${USER}.service
ただ、自分はFishを使っているので、
sudo systemctl enable syncthing@$USER.service
感想
私はサイズの小さいテキストファイルを共有するためだけに使っているので、DropboxでもSyncthingのどちらを使っても大差はありません。
大量のデータを保存したいという目的でなければ、クラウドサービスに頼らずSyncthingを使うというのも一つの選択肢かもしれません。
ただ、一点注意点を挙げるとすれば、削除したファイルの同期が下手なようで、よく復活してしまうので使用には少しコツが必要です。
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