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保育園のITをHackする

2023/02/27に公開

モチベーション

最近は保育園のIT化が進んできています。便利になった反面、逆にやる事が増えている場合もあります。子供が保育園を卒業するにあたり、今まで個人で行ってきた保育園関連のHackをまとめます。

対象とする作業など

  • 登園、降園時のQRコードで記録する (QRコード表示アプリを作成してスマホやAppleWatchで表示)
  • 園からのお知らせをWebで確認する必要がある (Slackに投稿するようにする)
  • 毎日の検温結果をWebで入力する必要がある (iPhoneのショートカットで声を使って楽に入力する)

細かい事柄は別の記事のリンクになっているものがあります。
自分でサーバを用意したりなど、多少のIT知識が必要になる事柄もあります。

登園、降園時のQRコードで記録する

  • 登園、降園時に親がQRコードをかざして時間を記録するシステム
  • QRコードが紙で配られるけど、夫婦で迎えに行く時に1枚では足りない
  • Webで表示する事もできるけど、いちいちログインとかが必要で面倒

解決策

iPhoneもしくは、Apple WatchでQRコードを表示できるようにする。
特に、Apple Watchで表示させるのはかなり便利。
これは簡単でアプリGatherQRを使います。
(ググり力がないのか、該当するアプリが探せなかったので自作しました)

園からのお知らせをWebで確認する必要がある

  • 保育園からのお知らせが毎日Web上で更新される
  • Web上で閲覧すると、閲覧記録がつく(みてないと、園でわかる)
  • 毎日Webに見にくのが面倒

解決策

毎日決まった時間に、Webをスクレイピングして、新しいお知らせをSlackに投稿する。
システム構成はこんな感じ

お知らせスクレイピング

  • RaspberryPiをサーバとして利用
  • cronを使って、決まった時間にスクリプトを実行する
  • WebのスクレイピングはRubyを使って実装
  • 新しい記事があったらSlackに投稿

詳細の記事はこちらを参照

毎日の検温結果をWebで入力する必要がある

  • 今までは紙に記載して出していた
  • Webでの入力はログイン、入力ページまでの移動など以前より時間がかる
  • 朝の忙しい時間にWebでログインとかやってられない

解決策

iPhoneのショートカットから音声入力で入力できるようにする。
システム構成はこんな感じ

体温自動入力システム構成

  • iOSのショートカットから音声入力をWebhookでSlackに投稿
    • Hey Siriをトリガーにする事も可能になる
  • RaspberryPi上のSlackボットが上記の投稿をトリガーにしてスクリプトを起動
  • スクリプトがWebブラウザを操作して体温入力

詳細の記事はこちらを参照

振り返り

毎日の繰り返しはなるべく自動化して楽にできると良いです。
子供が卒園したら自動化しているcronなどは停止します。
これもまた寂しさがあります。
新しく入園するお子さんをお持ちの方や、子供が保育園などに通っている方の一助になれば幸いです。

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