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iPhone(iPad)でGitHubのObsidian Vaultを同期する

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Git
GitHub
iOS
Obsidian
Working Copy
tech

TL;DR
Obsidian Git プラグインはモバイルでは不安定。代わりに Working Copy を使えば iPhone だけで安全に Pull／Commit／Push までこなせます。本記事では Vault 作成 → GitHub クローン → フォルダリンク → 自動化 まで徹底解説します。

なぜ Obsidian Git を使わないのか？

結論：モバイルはネイティブ Git クライアントの Working Copy に任せるのが現状ベストプラクティス。

必要なもの

役割 アプリ / サービス メモ
Git クライアント Working Copy (v5.4+) Push は Pro アドオンが必要
ノート Obsidian (iOS) 著者はiPhoneユーザーなのでiOS版
Vaultホスティング GitHub PAT または SSH認証でPull, Push
自動化 ショートカット Pull／Push の自動実行用

Step 1 – Vault をローカルに用意

  1. Obsidian → Create new vault。
  2. 「iCloud に保存」を オフ にして On My iPhone/Obsidian/<VaultName> に作成。

Step 2 – GitHub リポジトリを Working Copy にクローン

  1. Working Copy 起動 → 右上Working Copyマークの＋ → Clone repository。
  2. URL を入力 (https://github.com/<user>/<repo>.git)。認証は PAT が簡単。
  3. クローン完了後、リポジトリヘッダ右の ⌄ をタップ → Link Repository to Directory を選択。機能名が旧 Setup sync folder から変更されています。（追記：iPad版のWorkingCopyでは、Setup Sync forという選択肢があるので、そちら）(さらに追記:iphone版でもSetup Sync forなりました)
  4. link.jpeg
  5. ファイルアプリが開くので On My iPhone › Obsidian › <VaultName> を指定 → Link。
  6. これで ローカルVaultのディレクトリにGitHubのリモートVaultが双方向ミラーされます。
  • Pro アドオン未購入だとリンク時に課金ダイアログが出ます。

Step 3 – 手動で Push してみる

  1. Obsidian でノートを編集 → 保存。
  2. Working Copy を開き modified files を確認して全てstage。
  3. Commit → メッセージ入力（例: iphone notes update）→ Commit。
  4. Push をタップ。これで GitHub の main に反映されます。
  5. GitHub ウェブで確認し、変更があるかをチェック。

Step 4 – ショートカットで “開いたら Pull / 閉じたら Push” 自動化

4‑1 ショートカットを作成

  • Pull Vault

    • Action: Working Copy → Pull Repository
    • Repo: <VaultRepo> / Remote: origin/main
      pyll.jpeg

  • Commit & Push Vault

    • Actions: Commit Repository → Push Repository
    • Commit message: "🤖 iOS auto‑update – [[Current Date]]"
    • commit repositoryブロックの、What to Commitをmodifiedに設定
      push.jpeg

4‑2 オートメーション設定

  1. ショートカット → Automation → Create Personal Automation。
  2. Trigger App → Obsidian → Opens → Action Run Shortcut: Pull Vault。
  3. 同様に App → Obsidian → Closes → Action Run Shortcut: Commit & Push Vault。
  4. “Ask Before Running” を オフ。

トラブルシューティング

症状 原因 解決策
Link Repository to Folder が無い Working Copy 古い App Store で v5.4+ に更新
Push で “needs authentication” PAT 期限切れ GitHub で再発行し設定
Pull が “detached HEAD” になる Obsidian Git との競合 モバイルではプラグインを無効化、 .obsidian/plugins/obsidian-git/を.gitignoreに追記してもいいかも
Obsidian が初回 Clone で落ちる モバイル libgit2 制限 手順通り Working Copy で Clone

まとめ

  • 理由：Obsidian Git プラグインは iOS で不安定。Working Copy に置き換えると安全。
  • 流れ：Vault 作成 → Repo Clone → Folder Link → Commit/Push テスト → Shortcuts で自動化。
  • これで ラボ・講義・研究メモも即 GitHub バックアップ。ノートのバージョン管理が捗ります！
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