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自作キーボードChoco60 rev.2のキーマップを変更する

2023/08/15に公開

3ヶ月に1回ぐらい使用しているキーボードのキーマップを変更したくなるのですが、毎回やり方を忘れてしまうのでメモしておきます。

キーボードに書き込むファームウェアファイルを生成する

QMK Configuratorを使ってファームウェアファイルを作成します。ブラウザ上でGUI操作でキーマップをレイアウトすることができるので便利です。

https://config.qmk.fm/

KEYBOARDというドロップダウンリストからデフォルトキーマップを選択します。私は、recompile_keys製のchoco60/rev2というキーボードを使用していますので、それを選んだ状態でLOAD DEFAULTを押します。

choco60のデフォルトキーマップを読み込む

画面下部に表示されているようにGUI上にデフォルトのキーマップが表示されます。このキーボードのコンセプトは「プログラマーに人気のキー配列を分割した 60% キーボード」なので、デフォルトのキーマップはHHKBと全く同じになっていますね。

私はHHKBも所持しており、気分によってこのchoco60と使い分けています。物理的なキー配置が同じなので、同じキーマップにしておくと切り替えが楽です。

https://keys.recompile.net/projects/choco60-rev2/

あとはGUIでポチポチキーマップを変更します。できたら、COMPILEを押すとジャガイモが焼かれ始めます、、、少し待つと焼き上がりますのでFIRMWAREのボタンからダウンロードします。

ファームウェアをキーボードに書き込む

ここからは専用のソフトウェアをインストールしなければなりません。QMK Toolboxというソフトウェアです。

https://github.com/qmk/qmk_toolbox

キーボードを接続するとこのような表示が出ます。

*** Atmel DFU device connected: ATMEL ATmega32U2 DFU (03EB:2FF0:0000)

この表示をもとに、画面上部にMCUを選択するドロップダウンリストからATmega32U2を選択します。この選択が間違っているとファームウェアを書き込めないので注意が必要です。

Local Fileには、さきほど作ったファームウェアの場所を指定します。

QMK Toolboxでキーボードにファームウェアを書き込む

この状態で、キーボードのPCB上に物理的に付いているリセットボタンを押すとファームウェアの書き込みが始まります。

ちなみに私の使用しているchoco60/rev2は分割キーボードなので、左右両方この手順でファームウェアを書き込む必要があります。

書き込んだキーマップ

現在の私のキーマップはこのようになっています。

現状のキーマップ

先程書いたとおりchoco60の物理キー配置はHHKBと全く同じなので、私はHHKBにもこのキーマップを適用しています。

特徴は、下のとおりです。

  • 左手の親指でEnterとBackspaceを押すことができる
  • Fn ー キーマップ上ではMO(1) が左手の手のひらの付け根で押せるように、左下にマッピングされている
    • これはかなり変態なFnの押し方なのでは、と思われるかもしれませんが、ホームポジションから離れることなくFnキーを押すことができる最も良い方法だと思っています。とても理にかなっているので、すべてのHHKBユーザーにおすすめしたいです。
  • 矢印キーをFn+h/j/k/lに割り当てており、Vimバインディングで操作することができる
    • このキーマップの真骨頂です。先述の通りFnは左手の手のひらの付け根で押し、左手でhjklを押せば矢印を操作できる
    • つまりホームポジションを崩すことなく、矢印操作ができる
  • Media系の機能は使わないのですべて取り除いている

Fnを左手の手のひらの付け根で押すとLeft CtrlやLeft Shiftが押しづらい、という唯一の欠点を克服するために、HHKBデフォルトの矢印操作もできるようにしています。

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