NFCカードを使って読み取れる名刺を作った
オフラインイベントの人気が盛り返してきた最近では、懇親会などで名刺をいただく機会が増えました。
そこで質問です。
名刺をいただいた後に、帰宅して見返したことがあるでしょうか?
僕は恥ずかしながら名刺をいただいても実のところ家に帰ってストックするだけのことが多いです。
なぜ、NFCカードで名刺を作るのか?
ネットワーキング活動で名刺を交換することの目的を考えてみましょう。
自分の名前、存在を知ってもらうことです。
名刺を交換することは、名刺を渡した人が自分の名前を帰った後も覚えているという状況を作らなければ達成できません。
そこで、NFCカード名刺です。
NFCカードを使えば、その場で読みこんでもらってリンクからSNSのフォローという行動までその場で明確につなげることができるほか
「差し上げます。上書きできるので再利用してください」
と名刺を渡した人がもしその気になれば、家に帰ってからもう一度リンクを読みこんでくれるはずです。
人間は思い出すときに記憶が定着するそうですから、現地で1回会った人のことより時間を空けて2回目見たリンクの方が覚えているはずです。
つまり、名刺本来の役割である名前を覚えてもらうが達成できます。
それに、単純にNFCカードにいろいろ書き込めるというのは面白いです。
最終的にこのようなNFCカード名刺を作成しました。
作り方
このNFCカードの作り方を1から解説します。
① NFCカードを購入する
Amazonで40枚約2600円ほどで買えました。いくつか探したのですが、この出品が一番安かったです。
たくさん一度に購入すれば購入するほど安くなる傾向があり、枚数に応じて試しやすい価格で買えるのでまずは少なめに買って品質がよかったら大量に買うがおすすめです。
② Canvaでシールを注文する
Canvaを使うと自分がデザインした丸形のシール(5cm x 5cm)を注文することができます。
テンプレートからデザインを選んでアイコンをはめ込んだ後に、注文するだけで家にシールが届きます。
約2100円ほどで合計96個のシールが届きました。
③ NFC ToolsでNFCカードにリンクを書き込む
NFC Toolsというアプリを使ってNFCカードにリンクを書き込みます。
URLの他にゲスト用Wifiの情報やiOSのショートカットのトリガーすることができます。
テキストな情報ならなんでも書き込めてプロトコルに応じていろいろ出来ると思うので、IoTに強いエンジニアの方なら面白いことができるかもしれません。
また、ロック処理をしない限りは何回も書き込むことができます。
NFC Toolsの操作方法① 書き込み情報を作成する
NFC Tools内での操作方法の手順です。
- 「書く」を選択
- 「レコードを追加」を選択
- 「URL/URI」を選択 (他にもたくさんあります)
NFC Toolsの操作方法② 書き込む
1枚1枚書き込んでください。
カードが多いと大変なように感じるかもしれませんが、1枚1枚シールを貼る方が大変なので安心してください。
おわりに
読んでいただきありがとうございました。
実際にこの手順で作成したシールを最近参加した勉強会の『Encraft #4「React/Next.js 最前線」』などで配らせていただきました。
そもそも、読み取れるNFCカードで作られた名刺というところに興味を持っていただけることがおおく当初の目的であった、名前を覚えていただくはその段階でかなり成功したと思います。
私から名刺をいただいた方はぜひこの記事を参考にしてNFCカードをrewriteしてみてください。
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