AIで生成したVR180画像の限界(自分が出来る範囲)を知る
流れとしては、画像を生成する
使用モデル:Suzumehachi
ポジティブプロンプト:modern living room, contemporary interior design, minimalist furniture, clean lines, neutral color palette, large windows, natural light, open space, stylish decor, high-quality materials
ネガティブプロンプト:people, text, watermark, signature, low quality, blurry, out of focus, bad anatomy, deformed, extra limbs, cropped, duplicate, error, jpeg artifacts, worst quality
深度画像を作成する
その深度を基に両眼でフィットするような画像を作成する
ただこれだけだと、二枚画像が横に並んだだけなので空間にいるように見えない
VR180画像を作ろう
VR180画像とは
Googleが策定したVRコンテンツの新しい規格で、立体視180度VR動画のための標準的なフォーマット
従来の360度VR動画と比較して、撮影や編集が簡易であり、データ容量も抑えられる
前方180度のみをカバーし、後方は表示されない
左右の目に異なる映像を提供することで、深度感のある3D体験できる
作成したいもの
LORAを使用して画像生成
(<lora:fisheye2:1>をポジティブプロンプトに追加)
LORAを入れても全然魚眼画像になってくれない
めっちゃ魚眼レンズだよってプロンプトを追加する
Vignetting, Fisheye ,Fisheye Lens, Fisheye Black circular edge, Distortion, Circular, Panorama, Curvature, Immersive, Wide-angle, Surreal, Spherical, Lens-flare
いい感じなった
最初と同じように、深度画像・VR180画像を作成
体験してみる
現実空間のVR180画像と比べてみよう
Canonから発売されている魚眼レンズ(291,500円)
撮影した画像(大学構内)
以外と変わらない!?
何かもやもやする
- 視点が低い
- 水平・垂直が撮影した画像の方がきれいに見える
25枚(両眼)の大学構内画像を撮影していたので、分割し50枚を使ってLORAを作成
作成は以下を参照
作成したものは以下のような感じ
ポジティブプロンプト: <lora:vr180_lora:1>vr180
ネガティブプロンプト:
いいとこ
- vr180と設定するだけでいい感じに魚眼にしてくれる
課題
- 画像にカメラレンズが映り込んでいたため、完全な円ではなく、カメラのレンズが映り込むような構図になってしまった
最初の設定で再度生成
ポジティブプロンプト: <lora:vr180_lora:1>vr180, modern living room, contemporary interior design, minimalist furniture, clean lines, neutral color palette, large windows, natural light, open space, stylish decor, high-quality materials
ネガティブプロンプト:people, text, watermark, signature, low quality, blurry, out of focus, bad anatomy, deformed, extra limbs, cropped, duplicate, error, jpeg artifacts, worst quality
あんまりよくない
vr180を強調する→(((vr180)))とすることで重みが1.331倍になる
以下が作成した画像
カメラのレンズに建物内が少し引っ張られている。
カメラの画像が必要なのではなく、空間の垂直・水平がどのように変形するかを教えてあげた方がよさそう
一応めっちゃ魚眼だよって教えてあげてもこんな感じ
どうするか
試し1
この画像に対して、魚眼フィルターをかける
出来たもの↓
何かがおかしい
vrで見ても歪んでいる
このようなマスクを作成し、INPAINTでもっと外側の空間まで表現してみる
あんまりまろやかに画像を補完しない
ControlnetのINPAINT機能があるらしいのでそれを試す
ちょっとは?といった形
LORAをかけるとそれっぽくなった
inpaintとdepth両方使って画像を生成
以外といい感じになってきた?
VRで見てみる
いつもと同じ工程だが、あんまり深度がきれいに撮れていない
見てみた感じ、どちらかといえば最初からLORAで作った画像の方がいい