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電子書籍、Kindleで読むか?PCで読むか?

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TL;DR

  • 電子書籍を読む端末についての個人的な感想
  • Kindle 端末は携帯性とブルーライトの影響がない点で優れている
  • PC は画面の大きさと読書姿勢の点で優れている

はじめに

Kindleとの出会い

私は約 1 年前に Kindle Paperwhite を購入しました(ほんとは Kindle Oasis が欲しかったのはまた別の話...)。
Kindle paperwhite を購入した理由は、以下の評判を聞いたからでした

  1. E Ink ディスプレイを採用しており、紙の本に近い読書体験ができる
  2. ブルーライトが少なく、目に優しい

使用を始めてからは、特に後者の要素について重宝しており、入浴 → Kindle → 目薬 → 寝るというのが就寝時のルーティンとなっています。
Kindle の、ブルーライト(どころか一切の光)を放出しないというのは、寝る前の体験としては素晴らしいと、今も感じています。

PCでの読書との出会い

話は変わりますが、最近の私は PC でも読書をするようになりました。
主なきっかけとしては、 Oreilly のサブスク (Oreilly Learning Platform) が 3 か月間使える抽選に当選したことになります(Findy さんに感謝)。
Kindle 端末は、当然ながら Kindle で管理している書籍しか読めないため、Oreilly サブスクの恩恵を受けるには PC や iPad などを使うしかなかったのです。
PC を利用した読書体験に最初は慣れなかったものの、続けてみるとなかなかどうして利点もあることに気づきました。
本記事では、私の体験を通して感じた Kindle, PC それぞれの読書体験とその利点・欠点を述べていきます

Kindle読書

長所・短所

長所1:ブルーライトを発さない

言わずもがなの長所です。
Kindle 端末は E-Ink を利用しているため、スマホやタブレット端末のように画面を光らせる必要はありません。
デフォルト設定ではフロントライトが有効化されていますが、私はそれも Off にしています(そのため、真っ暗な部屋に行くと何も見れず、「本当に光ってない!!」と感動します)。

長所2:携帯性・保存容量に優れている

これも言わずもがなですね。
私の持っている Kindle 端末は 6.8 インチで、スマホよりも少し大きいくらいの、ギリギリポケットに入るくらいの大きさです。
この大きさの端末に、32GB 分の書籍を保存できるのは、物理書籍と比較した時の圧倒的な優位性です。
また、その電池持ちの良さも携帯性の利点をブーストしています。
電車に乗る時や、ちょっと遠出をするときも、Kindle 端末さえあれば退屈を恐れることはなくなりました。

短所:動作感がもっさりしている

Kindle 端末は動作が遅いです(少なくとも私の持っている端末は)。
具体例を挙げると、ページ送りのために画面をタップしてから反応するまで、約 1 秒程度の時間がかかります。
また、基本的には画面タップによって操作を行うのですが、誤タップを行うこともしばしばあります。
読書時はタップされた領域によってページ送り/戻し処理が行われるのですが、私は結構ミスります。

100ms 以下で応答するのが当たり前のスマホやタブレットに慣れた現代人からすると、この UX はなかなかのカルチャーショックかもしれません。

私の利用シーン

Kindle 端末は以下のシーンで利用しています。

  • 出先(電車や飲食店など)
  • 就寝前(ベッドで横になりながらきらら系の日常漫画を読むと安眠できます)

PC読書

長所・短所

長所1:読書姿勢が良くなる

私が感じる一番の長所はこちらになります。
これまでの私の読書体験は、物理書籍にせよ端末にせよ、「それを手に持つ必要」がありました。
そうすると、ロダンの「考える人」のごとく悪い姿勢になるか、書籍/端末を視線の高さまで持ち上げて腕を疲れさせるかの 2 択を迫られます。
一方、PC を利用する場合、モニタアームや電動昇降机、無線マウスと組み合わせることで、こういった身体的負荷から解放された読書体験を実現することが出来ます。
これまで当たり前だった「読書に伴う苦痛」がなくなるだけで、かなり快適になることを痛感しています。

この「読書姿勢」について、人によっては「書見台を使えばいいじゃん」と思うかもしれません。
私もそう思いますし、物理書籍を読むときは書見台を活用しています。
ただ、書見台との差別化ポイントが次の長所になるのです。

長所2:ページ送りがスムーズになる

書見台を使うと、物理的にページをめくる必要がありますが、PC だとスクロールやワンクリックで済むのです。
「なんだその程度」と思うなかれ、これがかなりの優位性になるのです。
見開き 1 ページを読み終わるたび、手を上げ、ページをつまみ、めくり、シワ/折れがつかないように挟みなおす...この作業は積み重なって気づかぬうちにストレスになっていたのです。
特に、流し読みをするときに、スクロールでパパっと流せるのがこれまでにない体験でした。

長所3:調べものがしやすい

これについてはわかりやすい長所かと思われます。
読書中に知らない単語・気になる単語などが出てきたら、その単語を DuckDuckGo で検索すればよいのです。
Kindle でも辞書機能などはありますが、先述のように動作が遅いため全く使っていません。
iPad などのタブレット端末と比較しても、複数ウィンドウを開けるというのが差別化になっています。

短所1:気が散るリスクがある

私にとって、普段の仕事や趣味のほとんどは PC で行うものになります。
そのため、それだけ興味を惹かれる対象が近くにあり、読書の集中が削がれるリスクが短所となります。
これについては、フルスクリーンモードにするなどのささやかな抵抗を行っています。

短所2:ブルーライト

(言わずもがななので省略)

私の利用シーン

基本的に、自宅でかつブルーライトを浴びても問題ない時間帯には、電子書籍は PC を利用して読んでいます。

まとめ

Kindle, PC での読書体験はそれぞれ異なる特徴があると感じます。
本記事では、私が感じるそれぞれの長所・短所についてまとめました。

あくまで私個人の一例になりますが、誰かの参考になれば幸いです。

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