VSCodeにAzure Cloud Shellを統合する
はじめに
Azure Cloud Shellは, ブラウザからアクセスできるBash, またはPowershellのシェル環境です.
Azure CLIが標準で使えるほか, Terraform, dockerまでも標準で使えるため, 検証目的から環境構築まで広範に用いることができる非常に便利なサービスです.
本記事では, 以下リンク先にあるVSCodeにAzure Accout拡張機能を導入することでAzure Cloud Shellにアクセスする方法を試してみます.
設定方法
1. VSCodeにAzure Account拡張機能を追加
拡張機能よりAzure Accountを検索し, 拡張機能をインストールします.
インストール完了後, Azureのアイコンが表示されます.
2. Azure Account Sign In
Sign in to Azure...
を押下すると, ブラウザが立ち上がり, アカウント認証が求められます.
もしくはコマンドパレットに以下コマンドを入力することで, サインイン画面に移行します.
Azure: Sign In
無事, ブラウザ上でサインインでき, VSCode上でも以下のようにサブスクリプションのマークに変更したらサインイン完了!
3. Azure Cloud Shellアクセス
コマンドパレットに以下コマンドを入力することで, Cloud Shellに接続できます.
## Bashの場合
Azure: Open Bash in Cloud Shell
## Powershellの場合
Azure: Open Powershell in Cloud Shell
おわりに
今回はAzure Cloud ShellをVSCodeに統合する方法を試しました.
ブラウザでアクセスした場合と比較して, ファイルエディター機能が使えない為, 操作に少し難があります.
しかし, ローカル環境にAzure CLI等の各種CLIを導入する必要がなく, 接続するだけでCLIを利用できる環境は非常に便利です.
私の場合, Terraformを使用するときには頻繁に使っています.
VSCodeに拡張機能を導入するだけで, 使えるので接続方法を頭の片隅にでもおいてもいいですね.
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