はじめてのテストプロセス改善 を読んで(再読)
本の情報
項目 | 内容 |
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タイトル | はじめてのテストプロセス改善 |
著者 | 高木 陽平 氏 |
ページ数 | 92 |
目次
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■ 前書き
■ 第1章 「バグをなくせ」と言われたら?テストプロセス改善でバグを削減しよう【基礎知識編】
- はじめに
- テストプロセス改善とは?
- テストプロセス改善の分類
- モデルベースドアプローチ(Model-based Approaches)
- テストプロセス改善モデル(Test Process Improvement Models)
- コンテンツベースドモデル(Content-based Models)
- 分析的アプローチ(Analytical Approaches)
- 原因分析(Causal Analysis)
- 第1章まとめ
■ 第2章 テストプロセス改善にはどんなメリットが?課題を低減するためのヒントを伝授【予備知識編】
- テストプロセス改善のメリット
- 市場バグを削減できる
- 相対的にコストが安くなる
- メンバーのスキルが向上する
- テストプロセス改善の課題
- 効果が出るまでに時間がかかる
- テスト作業が増加する
- ステークホルダーの理解を得るのが難しい
- テストプロセス改善の課題を低減するためのヒント
- 「効果が出るまでに時間がかかる」を低減するヒント
- 「テスト作業が増加する」を低減するヒント
- 「ステークホルダーの理解を得るのが難しい」を低減するヒント
■ 第3章 93件あった市場バグが10件に!テストプロセス改善【実践編】
- テストプロセス改善のためのプロセス
- IDEAL 改善フレーム
- テストプロセス改善の具体例
- 開始工程(Initiating)
- 診断工程(Diagnosing)
- 確立工程(Establishing)
- 行動工程(Acting)
- 学習工程(Learning)
- 最後に
■ あとがき
感想
この本はテストプロセス改善がなぜバグの削減につながるのか、テストプロセス改善のメリットと課題はどのようなものか、どのようにテストプロセス改善を実施すればよいのかという3軸で構成されています。再読でしたが、ページ数も多くないので読み進めやすかったです。
(Kindle版のみの販売だからか)文中の参考リンクが割と多いです。そういうのがあると気が散るという方には向かないかもしれないです。個人的にはいろんな情報をくれてありがとう!としか思わなかったですけど。このページ数、かつ元がCodeZineの連載(WEB記事)を再編・加筆しているというのもあり仕方ないよなとは思いました。
概念のインプットには役立つと思いました。ページ数が少ない割には得られる情報が多いと個人的には感じています。ただ、既に現場での経験を一定以上積まれている方にとっては目新しい情報や具体的な事例、実践的なアドバイスが十分に含まれているわけではないため、読む必要はないかもしれません。あと、記事を読んだことがある方もですね。
以下のワードをあまりよく知らない、という方は読んでみると得られるものがあるかもしれないです。
→ ISTQB - Improving the Testing Process (CTEL-ITP-ITPI)、TPI NEXT、TMMi、STEP、CPT、ISO/IEC/IEEE 29119、QC/新QC7つ道具、GQM、SQuBOK、IDEALモデル、SaPID
最後までお読みいただきありがとうございました。
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