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【初心者向け】Pythonの仮想環境を作成する

2024/11/02に公開

はじめに

今回は、Pythonの仮想環境を作成する方法を紹介します。

私の動作環境

  • MacBook Air M1 2020
  • メモリ 16GB
  • MacOS Sonoma 14.7
  • Python 3.12.6

仮想環境を使用する利点

仮想環境は、プロジェクトごとに独立した実行環境を作成できる仕組みです。

これによって、

  • プロジェクト間の依存関係の競合を避けることができる
  • システム全体のPython環境を汚染せずに済む
  • プロジェクトの再現性が向上する

などといったメリットが生まれます。

Python仮想環境の作り方

実際にPythonの仮想環境を作ってみます。

1. 仮想環境の作成

Pythonでは、venvモジュールを使用して仮想環境を作成することができます。

仮想環境の作成コマンド
python3 -m venv 仮想環境の名前

このコマンドにより、カレントディレクトリに仮想環境を作成することができます。好きな名前に変更することも可能です。
私は「myenv」という名前で作成してみることにします。

私の場合
python3 -m venv myenv


カレントディレクトリに仮想環境「myenv」を作成

2. 仮想環境の有効化

仮想環境を作成したら、それを有効化します。

source 仮想環境の名前/bin/activate

このコマンドは、作成した仮想環境を有効化(activate)します。

  • source: 現在のシェルでスクリプトを実行するコマンドです。
  • myenv/bin/activate: 仮想環境のbin/activateスクリプトを実行します。
    これにより、仮想環境の設定が現在のシェルに適用され、仮想環境内のPython実行ファイルとパッケージが優先的に使用されるようになります。

仮想環境の有効化後に起こること

仮想環境を有効化すると、シェルのプロンプトが変わり、仮想環境の名前(私の場合myenv)が表示されます。


私の場合(Warpを使用しています

3. 必要なパッケージをインストール

仮想環境が有効になった状態で、必要なパッケージをインストールします。pipを使用してパッケージをインストールできます。

pip install パッケージ名


このようにインストールできる

この設定を行うことで、Pythonプログラムを仮想環境内で実行することが可能になります。

4. 仮想環境の終了

仮想環境の使用を終了する場合は、以下のコマンドを実行して仮想環境を無効化します。

deactivate

このコマンドは、仮想環境を無効化(deactivate)します。


仮想環境の名前(私の場合myenv)が表示されなくなった

これで、通常のシステム環境に戻ることができます。

まとめ

ここまで記事を読んでくださり、ありがとうございました!

仮想環境を使うことで、プロジェクトごとに異なるパッケージを管理でき、依存関係の競合を防ぐことができます。

興味を持った方は、Pythonを使ったプロジェクトを効率的に管理するために、ぜひ仮想環境を活用してみてください!

皆さんも素敵なハッピー仮想環境ライフを!!!🌸

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