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原神比較ちゃう、現新比較や
概要
システムの移行にて最近行っている現新比較についてまとめたい。
経緯
働いている会社では現行システムの大幅アップデートとして現基盤の移行プロジェクトを行なっており、その際に現基盤の処理が担保されていることを保証するために現新比較を行なっている。
だが、あんまりメジャーな言葉ではないのか、造語疑惑が冗談半分で出ていたので整理させていただくのだ。
定義
現新比較とは
以下のように現在の処理と新しい処理の両方の出力を比較することで改修内容に不具合がないかどうかを検証するための比較作業のこと。
現新比較テストとは、システムを改修する前の出力と改修した後の出力を比べ、データのやり取りや連携の実施に不具合がないかどうかを検証する手法
実施ケース
システム基盤移行時
システム基盤の移行などにより、基盤は変わったが処理は変わらない場合に、基盤の変更による処理の変更が生じていないかを確かめる。
システム置き換え時
リファクタリングやシステムの書き換え時などは、書き換え前の処理を担保する必要があるので現新比較が必要になる。
Windowsアップデートなど
自分達のシステムを変える場合の他には、Windowsなどのosのアップデートによる挙動が変わっていないかの際に現新比較が必要になります。
特徴
自分も現新比較はまだまだ学ぶことだらけですが以下のような特徴があると思います。
- 移行後のバグの可能性が減る
- 前提現基盤の処理を理解している必要がある
- そもそも現基盤のバグの可能性もある
- 結果が合わなかった際の調査が大変
- 検証データを併せてのテストが前提
例
ETL取り込み処理の基盤および処理のリプレイスの際の現新比較
excelなどの目視での確認を行なうか、原神比較ツールを用いる。
- 同様のデータを配置
- 現基盤と新基盤の両方で取り込み
- 予め整理した観点に基づいて保存結果を抽出
- 比較作業
- 結果が同じ場合終了
- 結果が違う場合
- 違いがなぜ起きているかの調査
- 2日目3日目などの複数日取込時点での結果が意図した取り込みになっているかどうかも最後に確認
最後に
あまり聞き馴染みがなく、その作業いるの?みたいになっているが個人的にはめっちゃ大事だと思っている。
修正あり次第追記する。
参考文献
Discussion