CKA試験を最速で受かるには - 2021年10月版
😸 結論
CKA 試験に付属している試験シミュレーターの KillerShell をベースに学習すれば 70% は取れる
🔖 あらすじ
- 2020年11月下旬のサイバーマンデーセールで CKA とトレーニングコースのバンドルを購入 ($499→$199)
- 買ったことを忘れて放置
- 2021年7月に CKA が値上げ
- 試験シミュレータとして KillerShell が付属される
- 既存の購入者も自動的に使えるようになった
- 試験シミュレータとして KillerShell が付属される
- 慣れるのが大事!KataKoda で Kubernetes をとにかく触る
- KillerShell を通しで勉強してとりあえず試験受けたら落ちた
- KillerShell は 36 時間の Kubernetes 環境を2回使用できます
- CKA は2回受けれるので、改めて KillerShell で勉強しなおしたら受かった
💪🏻 モチベーション
Kubernetes の何がいいかというと、本番環境で必要となる要素が Kubernetes を学習することでだいたい全部手に入ることです。
これは運用負荷 (というか学習コストがほとんどな気がしています) の観点から Fargate 等の別のコンテナベースの技術を採用したとしても Kubernetes の知識は指標となるため、学習が無駄になることはありません。
CKA 取得に想定される支出
名称 | 費用 |
---|---|
CKA-JP | 47,100円 ($410) |
Kubernetes完全ガイド 第2版 | 4,400円 |
👌 試験対策として勉強しなくて大丈夫なやつ
書籍について
Kubernetes 完全ガイドだけで十分でした。KillerShell をやりながら理解度の浅い概念を関連ページを読んで理解するために使いました。
Kubernetes 関連ということで以下書籍も購入済ですが、CKA 対策としては不要でした。
- Kubernetes実践ガイド クラウドネイティブアプリケーションを支える技術
- しくみがわかるKubernetes Azureで動かしながら学ぶコンセプトと実践知識
- Kubernetesで実践するクラウドネイティブDevOps
オンライン学習について
Udemy の Certified Kubernetes Administrator (CKA) with Practice Tests が有名で、界隈ブログを読む限りだと CKA 試験を受けた人全員がやっている印象ですが、動画を見るのが怠すぎて自分には合いませんでした。
そして CKA 試験のトレーニングバンドルとして日本語でも提供されている Kubernetes Fundamentals(LFS258)ですが、これも同様の理由からほとんど手をつけませんでした。
また、Kubernetes The Hard Way については CKA 試験向けのものではありません。物理サーバーで運用してるような Kubernetes ガチ勢がやるべきコンテンツです。
🔰 とにかく Kubernetes を触って慣れることから始める
私のように Kubernetes の実務経験がない人にとっては最初の導入が肝心です。使う機会のない知識を頭に詰め込もうとしても覚えた側から忘れてしまうことがあります。まずは触って慣れていき、どんなものなのかを体に覚えさせ、そこから知識を補完していく方が効率的だと考えます。
オライリーが KataKoda という Kubernetes 環境を触れるサービスを無償で提供しているので、まずはここから触りはじめましょう。
🖍 試験前にこれだけは抑えておくべきやつ
-
~/.vimrc
だけは必ず編集しておかないと k8s ドキュメントから YAML をコピペしたときに盛大にインデント崩れる- ちなみに
kubectl
コマンドは最初からk
で alias されています
- ちなみに
set tabstop=2
set expandtab
set shiftwidth=2
- MacBook Air (Retina, 13-inch, 2020) 程度のスペックでサブディスプレイ使うとめちゃくちゃカクカクして vim 操作すら辛すぎて盛大に時間浪費する
- サブディスプレイなくても困らない
- あと
tmux
使った方が効率的で有利になるかと思ったけど案外そうでもなかったので操作覚えなくても大丈夫
🦄 CKA って実務能力として役立つの?
CKA は Kubernetes を実務で使い始めるために必要な知識を十分学べると思っています。
CKA って2回受けれるんだから誰でも受かるのでは?
試験中は試験官に監視されているので問題文をコピペできません。○×クイズや選択問題も一切なく、環境に応じてコマンドラインから入力して実行していかなければならず、問題文を記憶して後から答えを調べるのは実質不可能と思います。そもそも試験に落ちるような人は問題文の意味/意図すら理解できてなかったりするはずなので、厳しいと思います。
66%で合格って低すぎじゃない?
pod,deployment,svc,pv,pvc,secret
のようなコンテナを実行させるために必要となる基本要素は迷わずにササッと kubectl
の --dry-run=client -o yaml
オプションから生成して vi
で編集してクラスターに適用できるレベルでないと間に合いません。
ここでモタついているようだと2時間という制限時間内に全問解くのは厳しいと思います。ちなみに私は全問解いたけど80%弱のスコアでした。
CKA を取得している人はマニフェストはサラサラ書けるし、Kubernetes の設定ファイルもある程度把握していて、Ubuntu も使えるし、それなりのトラブルシューティングができると言える、と思います。
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