Open4
TCP/IP に入門したい
参考書
OSI参照モデル
階層 | 名前 | 主な機能 |
---|---|---|
7 | アプリケーション層 | アプリケーション上の通信に関する処理 |
6 | プレゼンテーション層 | 共通のデータフォーマットへの変換 |
5 | セッション層 | データ転送方法の決定 |
4 | トランスポート層 | データ転送の信頼性の保証 |
3 | ネットワーク層 | ルーティング |
2 | データリンク層 | 直接接続された機器同士の通信 |
1 | 物理層 | データと物理信号の変換 |
TCP/IP
階層 | 名前 | OSI参照モデル比較 |
---|---|---|
4 | アプリケーション層 | アプリケーション層 プレゼンテーション層 セッション層 |
3 | トランスポート層 | トランスポート層 |
2 | インターネット層 | ネットワーク層 |
1 | ネットワークインターフェース層 | データリンク層 |
0 | ハードウェア | 物理層 |
IP (Internet Protocol)
IPアドレス
- ネットワーク層で利用されるアドレス
- 32bit 符号なし整数 (IPv4)
- ネットワーク部 と ホスト部 で構成される
ブロードキャストアドレス
- 同一リンクに接続されたすべてのホスト にパケットを送信するためのアドレス
- ホスト部のビットをすべて 1 にするとブロードキャストアドレスになる
サブネットマスク
- IPアドレスのネットワーク部を決定するための識別子
- ネットワーク部と同じビットを 1 、ホスト部と同じビットを 0 にする
- IPアドレス
172.20.100.52
の上位26ビットがネットワーク部の場合
サブネットマスク: 255.255.255.192
または172.20.100.52/26
- IPアドレス
経路制御(ルーティング)
- ホストやルータは 経路制御表(ルーティングテーブル) に基づきパケットの配送先を決定する
- 経路制御表の作成方法は スタティックルーティング と ダイナミックルーティング がある
分割処理と再構築処理
- データリンクによって最大転送単位 (MTU) が異なる
- MTUを超えるデータを転送する場合はIPデータグラムの分割処理(フラグメンテーション)が行われる
- 分割されたIPデータグラムの再構築処理は終端ホストのみで行われる
経路MTU探索
- 経路MTU (PMTU, PathMTU) は、転送先までの経路にあるデータリンクの最小MTU
- 経路MTUを特定し、転送元でその大きさにデータを分割してから送信する
DNS (Domain Name System)
- ドメイン名は階層化されている
ネームサーバー
- 自身の階層のドメインに関する情報を管理するサーバー
- リゾルバからの問い合わせに対しデータベースに情報があればそれを返す。情報がない場合は上位階層のネームサーバーに問い合わせる
ARP (Address Resolution Protocol)
- IPアドレスを用いてMACアドレス解決を行うためのプロトコル
- MACアドレスを問い合わせるための ARP要求パケット と、それに応じてMACアドレスを通知するための ARP応答パケット がある
- ARP要求パケットは同一リンク内の全てのホストにブロードキャストされ、該当するIPアドレスのホストは自身のMACアドレスを埋めたARP応答パケットを返す
- 目的のIPアドレスが同一リンク上にない場合は、ルーターのMACアドレスをARPで調べる