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RFIDを使って棚卸検証してみた

2024/12/11に公開

この投稿は、2024年JINSのアドベントカレンダー11日目の記事です。

自己紹介

はじめまして。JINS デジタル推進部 松丸です。
2023年12月より現在の部署に異動してきました。
デジタル推進部に異動となる前までは、店舗社員として最前線でお客様にJINSブランドの価値提供に勤しんでおりました。銀座にもJINS店舗があるのですが、そこで勤務をしておりました。

ちなみにこちらがJINS 銀座店です☟
image.png
(https://jinsholdings.com/jp/ja/group/jins/store/detail08/)

銀座店には外国人のお客様の割合が高く、グローバルにJINSの価値を広げられるよう日々試行錯誤をしておりました。
銀座店にはPICK UP LOCKERという眼鏡の受取ボックスやJINS BRAINといった眼鏡の似合い度測定サービスが導入されており、外国のお客様からの関心の声が多くあったことからデジタルに興味をもち現在の部署に挑戦することとなりました。

PICK UP LOCKERについて(https://www.jins.com/jp/topics_detail.html?info_id=589)
JINS BRAINについて(https://brain.jins.com/)

JINS US店舗でRFID検証してみた

みなさますでに知っていることかもしれませんが、RFIDとはざっくりタグとリーダーを使用して無線でデータを送受信する技術のことです。
例えば店舗の入り口に防犯ゲートがあって、お会計を済ませていない商品を持ち出そうとすると商品に着いているRFIDタグが反応し、防犯ブザーが作動することで万引き対策をしている店舗があります。
他にもお客様の買い物カゴに入った商品のRFIDタグ情報をお会計の際にカゴ置き場が読み取って、店舗スタッフがレジ打ちをしなくても自動で会計時情報が表示されるお店があります。
例のような活用の機会を踏まえて、JINSでも何かうまくできないかと考え、まずは棚卸業務や入出庫業務の効率化などができるのではないかと第一弾としてUS店舗でテストしてみました。

検証してみて

実際に検証してみて棚卸検証の立ち合いもしてきました。
写真では手持ちのリーダーで眼鏡フレームについているRFIDタグを読み込みながら棚卸業務を進めている最中の様子です。
image.png

今回初めて棚卸業務の中でRFIDを使用したフレーム棚卸のテストを行いました。今まではフレームに付いているQRコードを1つずつ端末でスキャンして行っていました。
QRコードを読み込んで1次スキャンが完了するまでにおおよそですが3~4人がかりで1時間強かかります。(店舗実体験でも頑張ってそのくらいかかっていた記憶があります)
今回RFIDを使った読み込みでは1次スキャンが1~2人で行ってQRの半分ほどの時間で完了しました。
現地店舗スタッフからも早い!簡単!ちょっと楽しい!とポジティブな意見をもらえることができました。

課題

一方で考えないとけないこともあります。
業務効率に注目してRFIDの読取精度を向上させようと考えると、RFIDタグは大きいものの方が読取やすいのですが、お客様も手に取る店頭品に大きなタグが取り付けられていると、試着の際に邪魔ですし着用イメージが湧きにくくなってしまいます。
試着を考慮して小さいタグを入れると読取精度が落ちてしまい、せっかく入れたのに業務効率化の恩恵を受けにくくなってしまいます。
お客様の購入体験の邪魔にならず、業務効率化も達成できるといったバランスを考えて検討する必要があります。

おわりに

今回は在庫管理まわりで棚卸業務にフォーカスしてRFIDを使ってみてこんな感じでしたというお話をさせていただきました。
まだまだRFIDを活用してできることはたくさんあると思います。お客様はもちろん店舗スタッフにも新しい体験をしていただけるようにもっともっと新しい取り組みにチャレンジしようと思います!

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