PMP合格までの道のり
自己紹介
はじめまして。
JINSで開発のプロジェクトリーダーをやっている森田です。
JINSに入社してJINS APPのリニューアルプロジェクトを担当したのち、産休・育休を経て今は店舗で使うシステムの刷新プロジェクトを担当しています。
この度、前職のときから念願だった「PMP」を取得することができました。
JINSのメンバーにも半期ごとに設定する目標に入れている方が多いので、私が行った学習方法やポイントなどを紹介していきたいと思います。
Business EnvironmentのみAbove Target
PMPとは
PMP(Project Management Professional:プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)とは、プロジェクトマネジメントに関する国際的な資格です。
PMP資格は、プロジェクトマネジメントの知識体系であるPMBOK(Project Management Body of Knowledge)ガイドに基づいて、プロジェクトを成功に導くための知識、スキル、プロセスを証明するものです。
by Gemini
普段からリーダーポジションとしてプロジェクトを推進されている方なら持っておいて損はない資格です。
私も独学と実務での経験しかなかったので、正しい知識やガイドラインを理解したかった というのが受験の背景にあります。
受験するうえでのポイント
- 初期に試験に申し込む
試験日が決まっていると、毎日勉強しないといけないプレッシャーや学習の計画を立てられるので、短期集中で取るなら必須です。
私の場合、試験日の1か月前に申し込みをしました。 - アジャイルを理解する
PMBOK第7版で「アジャイル型の手法」が取り入れられ、試験内容もアジャイル型の問題が多く出題されました。
アジャイルの実務がない方は、考え方やスクラムイベントなどの理解から始めると試験勉強がスムーズになります。私はScrumマスターの資格を取得していたので、そこで得られた知識を活かせました。 - PMIイズムを理解する
PMIイズムとは、PMとしてどんな行動をすべきか、どんな対策を講じるべきか、模範となる考え方を定義したものです。
例えば、すぐにはエスカレせずにまずは自分で解決してみるとか、知見が足りないところは専門家に頼るとか PMIイズムに則って正しい答えを選ぶ必要があります。 - 模擬試験をひたすら解く
PMPはシチュエーション問題がほとんどなので、上記であげたPMIイズムから正しい行動を選ぶことになります。問題を多く解いて、色々なシチュエーションやパターンを経験すると良いです。
学習方法
暗記要素はあまりなくとにかく問題に慣れることが重要なので、短期集中で乗り切る方が楽です。
私の場合、平日は1時間、休日は2~5時間確保して、試験日までのトータル学習時間は約45時間でした。
使用した教材は以下の通りです。
1.試験4週間前 Udemy
Udemy「「PMP®認定試験」で一発合格を目指す! 効率的な試験対策のための戦略コース (2021) アジャイル対応」を視聴。
1日1章ぐらいのペースで動画を見始める。
「プロセスグループ」と「知識エリア」の概要や成果物についてなんとなく理解する。
※私は知らずに受講しましたが、PMBOK第7版で「プロセスグループ」「知識エリア」が廃止になり、「12の原理・原則」「8つのパフォーマンス・ドメイン」に置き換わっているので、この過程はすっ飛ばしても良さそうです。
2.試験3週間前 書籍の模擬試験
試験対策の書籍「PMP完全攻略テキスト」をkindleで購入。
最後の模擬試験だけ実施。(間の章は結局ほぼ読まず)
模擬試験は正解できるようになるまで繰り返す。
2回目までは全問実施。
3回目は間違えたところだけ。(間違えた問題に印をつけておく)
3.試験10日前 オンライン模擬試験
公式の「PMI スタディ ホール™ PMP® エッセンシャル」を購入。
15問のミニテストが15セット、本番相当の175問が2セットの構成になっていて、平日はひたすら15問のミニテストを1~2セット解く。
間違ったところは解説をしっかり読み込んで、覚えるためにノートに書く。
最終的に合格基準(60%程度と言われている)に達するまで繰り返す。
本番相当の175問は、2セットをそれぞれ1回ずつ解く。
(解答から採点・見直し含めると5時間ぐらい掛かるので、集中できる環境と時間が必須)
試験当日の注意事項
会場はテストセンター・自宅が選べます。
言語は日本語で受験しましたが、文章に違和感を感じたところは特にありませんでした。
PMP最大の難関が試験時間なのですが、230分で180問解く必要があります。(間に2回10分の休憩が可能)
基本シチュエーション問題で1問1問の文章が長いので、まず読み解くのに疲れます。
私は時間配分に失敗して、最初の60問は見直しまでして余裕ぶってたら、最後の60問で時間が全然足りなり状況になり1分で1問解くペースを強いられることに…。久しぶりに頭をフル回転させて、何とか残り時間1分で最後の問題まで解き切ることができました。
時間配分を意識して模擬試験をしていなかったので、完全準備不足です。
後半は特に見直す時間が取れなくなるので、1回で答えを埋めることを意識すると良いです。(絞れなくてもとりあえず埋める。)
試験が終わるとA4の紙を渡され、その場で仮合格か不合格かわかります。
その後、PMIから正式にメールで合格の通知がきました。(試験日翌日の午前中には来ていました)
最後に
時間配分に失敗したものの1回の受験で無事に合格することができて良かったです。ただ、もう二度と受験したくないぐらい疲れました…。
この記事がこれから受験する方のお役に立てると幸いです。
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