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Datadog Live Tokyo 2025で登壇してきた

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Datadog Live Tokyo 2025でパネルディスカッションにパネラーとして登壇してきたので、その報告レポートです!

Datadog Live Tokyo 2025とは

Datadog Live TokyoはオブザーバビリティやDatadogを学べる、2025年最初の東京でのフラグシップイベントです。(詳細は以下URLを参照)
https://www.event-site.info/ddt2025/
キーノートセッションから、ユーザ企業さんやパートナー企業さん、Datadog社員さんが話すブレイクアウトセッション、私も登壇させていただいたパネルディスカッション、ネットワーキングがあり、オブザーバビリティを軸に様々な学びや繋がりを得られる場でした。

当日の様子

会場は大手町駅から直結の大手町三井ホールでした。
当日は雨だったので集客にも響くかしら等一瞬思ったのですが、駅直結は偉大。

リハーサル時のステージからの様子
到着してすぐに登壇者控え室に行ってしまったので全然会場の写真撮ってないな...とこの記事を書いていて気づいたのですが、会場はDatadogカラーになっていてデモブースもあり、参加者もとても多くの素敵会場でした。

話したこと

「現場で活きる! Datadog によるオブザーバビリティ実践のリアル」というテーマでパネリストの一人として登壇させていただきました。

パネルディスカション開始直前の風景
トークテーマは以下3点です。

  • ズバリ、オブザーバビリティ、Datadog があって良かったことは?
  • オブザーバビリティの取り組みを始めるときに戻れたら、もっとこうしておけば良かったことは?
  • これからオブザーバビリティ、Datadog で取り組んでいきたいことや、これまで使ってきて得られた知見は?

1つ目のテーマで話した、システムのグリップ力を上げるためにどうDatadogを利用したかの話がその後のネットワーキングの場でもよく聞かれる内容でした。
JINSも今はこのテックブログで色々な記事が書かれるようにエンジニアロールのメンバもそれなりに増えてきているのですが、以前はエンジニアロールのメンバが非常に少なく、協力会社様にシステム構築〜運用までをお願いしているケースが非常に多かったです。
そういったシステムで社員のシステム理解が十分でなく、障害発生時等で協力会社さんに聞かないと何もわからない等の状況が発生し、障害発生時に復旧までの時間が長引いてしまうなどの課題につながってしまっていました。
そこで、それらのシステム等にDatadogを導入しメンバのシステム理解を進める活動を実施しました。
(この辺が私がJINSに入社して、割と初期の方にやってた大きめのお仕事の一つでした)

その一つが当日にモデレーターとの会話にも出した「サービスレビュー活動」です。
簡単に言ってしまうと、Datadogのダッシュボードを眺める会です。
月次でPMや運用担当者、エンジニアで担当システムのダッシュボードを眺めながらどのようなイベントが起きているかを一緒に確認していきます。
例えば、以下のようなメトリクスであれば、「スパイクの原因は何か」「周期性があるのは何か」などを確認していきます。

とある期間のとあるメトリクス
開始当初は「定期的にあるこのスパイクは何だろう」みたいな話に対して「ちょっと協力会社さんにこのタイミングで何してるか別途確認しますね」みたいな状態から始まることが多かったのですが、何回か進んで自分の担当システムで何が起きているかの把握が進むと、「先日のXXの改修で夜間の処理時間が短くなったので、このメトリクスの挙動が先週と変わってますね」みたいな話が担当メンバから出るようになってきて、しめしめという感じです。

このように定期的にシステムの状態を確認する場を設けると、平常時のシステムの状態がわかるとともに、何か普段と違う兆候がある時に生きてきます。
障害が発生した際などは普段と違う挙動を示しているケースも多いので、以前であれば協力会社様に対して「障害が発生しているので対応してください」などしか言えなかった状態から、Datadogのダッシュボード等を確認し状況を把握した上で「XXのエラー率が上がっているので〜」「YYのlatencyが高くなってきており〜」など以前よりは具体的に事象を捉えられるケースも増えてきました。
こういった活動がMTTRの短縮につながったケースも出てきています。
個人的には障害発生時のチャットで、エンジニアでなくPMロールのメンバから状況を知らせるためにDatadogのダッシュボードのスクリーンショットが貼られてきた時はとても嬉しかったのを覚えています。

登壇してみて

これまで数十人レベルのLTしか経験がなかったため、300人を超える参加者の前での1時間のパネルディスカッションは始まるまではなかなかの緊張でした。
ただ、Datadogの逆井さん/木村さんの適切なモデレーションもあり、始まってからは楽しくやりとりさせていただき時間もあっという間でした。
このパネルディスカッションで他のパネリストが話してくださっていた内容は、タイトルの通り非常に実務的な内容が多く、共感する部分が多かったりすぐにでも取り入れたいような内容が非常に多かったです。
(本番直前に控え室でパネルディスカッション参加者全員で最後の認識合わせでわいわいディスカッションしていた時も、色々面白い話も出てきて参考になったりしました。)
また、控え室で登壇者メンバでキーノートを見ながらいろいろ意見交換したことも、とても楽しかったのと参考になる意見も多く有意義だったりしました。
https://x.com/futahashi/status/1929798031140180012
パネルディスカッションやネットワーキングの場でお話しさせていただいた内容が、誰かにちょっとでも役立っていれば嬉しいです!

最後に

改めて、このような場にお声がけくださったDatadogの逆井さん/浮田さんには非常に感謝しております!
上にも書きましたが、このような規模のイベントは今まで経験がなかったため私自身非常に良い経験となりました。
また、一緒にパネリストとして登壇していたMNTSQ藤原さん、タイミー金森さん、ヌーラボ吉岩さんも控え室から本番のパネルディスカッション、その後のネットワーキングまでご一緒させていただき、私自身参考にしようと思える話も色々お伺いでき非常に良い機会となりました。
今後もこのようなイベントやコミュニティの場で発信するような活動は継続できればと考えています!

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