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「ServiceNow World Forum Tokyo 2023」に登壇してきた

2024/03/26に公開

ServiceNow World Forum Tokyo 2023とは

ServiceNow World Forum Tokyo 2023は「組織全体のエクスペリエンスを革新し、ビジネスの隅々までインテリジェンスをもたらすServiceNowが、無限の可能性を解き放つ​」をテーマに2023年10月18日に開催され、ServiceNowの最新アップデートの紹介やユーザー企業の事例発表がされました。

登壇に至った経緯

2022年11月にワークフローシステムとしてServiceNowのAppEngineを導入し、更なる生産性向上とグローバル展開に向けてグループウェア機能もServiceNowに寄せようということで、2023年1月にプロジェクトを開始しました。
2023年7月に無事ServiceNowへの移行を完了したところ、ServiceNow社から「今回の取り組みをぜひServiceNow World Forumでユーザー事例としてお話していただけませんか?」とお誘いがありました。社外セミナーなどで発表した経験がない私。。。ひよりながらも「チャーンス!」と思った私は引き受けすることにしました。

登壇までの道のり

  • 7/24 ServiceNow World ForumについてServiceNow社から説明を受け、改めて承諾。社内の承認フローを回す
  • 8/8 ServiceNow社から登壇に向けた提出情報やスケジュールが提示されたため、資料作成開始
  • 8/18 ロゴと私の顔写真を提出
  • 8/23 登壇同意書を提出
  • 8/31 ServiceNow World Forumのサイトオープン。登録受付が開始される
  • 10/5 登壇資料提出
  • 10/17 リハーサル
  • 10/18 いざ本番

発表概要

ジンズが描くServiceNowを活用したデジタルトランスフォーメーションとは? というタイトルでグループウェア機能をServiceNowへ移行した背景やプロジェクト概要、移行後の活用、今後の展望について発表しました。

簡単に説明すると・・・
ジンズがこれからグローバルにスピーディに事業を展開するためには、個別最適になったいまのシステムだと限界があったため、事業変化にも強く柔軟なプロセス変更に対応し、グローバルにも展開し易いシステムへの転換が必要でした。

ワークフローシステムとして採用したServiceNowはテンプレートが充実しており、他システムで管理するデータをServiceNowに連携して一元管理することも容易で、グローバル展開の実績も豊富であったため、バックオフィス業務をServiceNowへ移行することとしました。

バックオフィス業務の中でもまずはグループウェア機能を先行して移行する計画を立て、各業務部門から1名ずつ選出して約50名の体制で2023年12月にキックオフし、2024年7月に無事ローンチしました。

移行して感じたのは、大きく2点でした。
1つめは「従業員の意識改革が必要だなと思ったこと」
この機能がないと移行できないとか、いままでやってきたやり方を継続したいとか、会社がもっと成長するためには必要なことであり、実現した場合にはこんなメリットがあるよというのを必死に説得しました。

2つ目は「ローコード開発ができるようになったが、ITメンバー以外の実際に業務を行っている従業員が開発できるような人材が必要であること」
やはりビジネスを加速させるためにはITメンバーだけが手を動かすには限界があり、市民開発が必要不可欠であると考えています。
市民開発を加速するにあたり以下のように進めています。
Step1:開発ルールの策定
Step2:ServiceNow開発研修
Step3:実開発
Step4:リリース

今後の展望としては以下を計画しています。

  1. HR領域の拡充
      採用から退職までのエンプロイージャーニーにおけるServiceNowの活用
  2. 経営企画領域の拡充
      稟議起案から効果測定における投資対効果の見える化
  3. グローバル展開
      ServiceNowを社内グローバル標準システムとして各国への展開

日経ビジネスに掲載された記事はこちら

登壇当日

13:15からのセッションで登壇でしたが、基調講演に参加するため9:30に現地到着。
ものすごい来場者数に一気に緊張し始めました。(約2,000人が来場されたとのこと)

基調講演が終わってから出番まで他のセッションを拝聴。お昼を挟んで登壇となりました。
こんなに緊張したのは初めてでそわそわしてじっとしてられず、登壇前は何度トイレに行ったことか・・・

セッションが始まり登壇者の紹介がされ、壇上に登り挨拶から始めました。
これまで緊張していたのが嘘のように話始めてからは照明の影響もあってか、緊張がスーッとなくなって講演をすることができました。

終わってみて

人生初めての経験でしたが、やっぱりやって良かった!というのが正直な感想。
めちゃめちゃ緊張したけど、終わってからユーザー企業の方々とつながりができたし、メディア記事にもなったし、自分の経験にもなったし、大変だったけどやって良かったなと思ってます。
コロナの影響も相まってイベントで登壇する機会が組織としても減っていたので、良い機会になったかなと。これからも社内外限らず発信していきます!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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