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人事システムの展示会『HR EXPO』のjinjerブースをデザインした話

に公開

はじめまして、jinjerでコミュニケーションデザイナーをしている立川です。

先日、東京ビッグサイトで開催された日本最大級の人事向けイベント『HR EXPO』にjinjerが出展してきました(2025.6.25〜27)🎉

そして私はjinjerブースのデザインを担当していました!

このような話をすると、
「そもそも展示会ってなに?」
「デザイナーは何をしているの?」
など、さまざまな疑問が湧いてくるのではないかと思います。

今回は、約2年間にわたってjinjerブースのデザインを担当してきた私が、展示会の概要から出展に向けた準備、そして当日の様子について書いていきたいと思います!

人事向けイベント『HR EXPO』とは

HR EXPOとはズバリ、人事・労務・総務専門の日本最大級の展示会です。

人事システムを提供する企業が出展し、来場されたさまざまな企業の人事担当の方々と、直接話すことができるイベントとなっています。

出展企業はそれぞれブースを設営して、自社サービスの最新情報を提供したり、デモストレーションをおこなったり、資料を渡したりと、来場された方々にサービスを知ってもらうために、さまざまな工夫を凝らします。

出展に向けてデザイナーが準備すること

展示会の出展が決まると、デザイナーはブースやパンフレットのデザインをしていきます。私がおこなっているのは次のような業務です。

1. 目標の把握

展示会の出展に向けて、デザイナーはまず目標を把握することが大切になります。
なぜなら、何を目標とするかによって、空間のデザインが変わってくるからです。

名刺交換の数なのか?
それともブース内で商談をする数なのか?

目標によってスタッフの導線が変わるし、適切な空間設計も異なります。そのため、マーケティング部が設定した目標をきちんと把握して、その目標を達成するためのデザインをイメージすることから始めていきます。

2. ブースのデザイン

次にやるのがブースのデザインです。

デザインのフェーズではまず、マーケティング部と連携しながら 「ブースにどのような情報を掲載するのか」という要件定義から始めていきます。

その際に、実際にデザインに落とし込んだものを何パターンか作成して見せるようにしています。載せる情報、言葉の伝え方、見せ方などをすべて設計した上で見せると、実物のイメージが沸きやすくなり、より良いディスカッションができるからです。

デザインをするときに心がけるのが、「自社が何を伝えたいか」だけでなく、「来場者はどう感じるのか」 ということ。

私が特に意識しているのは、「2秒で伝わるデザインをすること」 です。実際に展示会に足を運んでみるとわかると思うのですが、賑やかなイベントの中を歩いていると、ブースに書かれたメッセージをじっくり読むことはできません。本当に一瞬しか見ることができないんです。

パッと見たときに何が目に入るのか?
メッセージを自分ごととして感じられるか?

来場者目線で、通路から見たときの印象を考えながら、キャッチコピーの文字数や、フォントサイズ、デザインの第一印象などをこだわってデザインしていきます。

3. パンフレットなどのデザイン

デザインを作成するのは、ブースだけではありません。

名刺交換してくださった方にお渡しするチラシや、商談された方にお見せするパンフレットなど、それぞれのユースケースに応じた資料も必要だからです。

開いたときに何が最初に目に入るのか?
ひと目で記憶に残る表紙になっているか?

などなど、資料の方も細かくこだわりながらデザインしていきます。

また、ブース内に並べたときに空間に合った印象のデザインになっているのかも、あわせて見ていくポイントです。

ついに迎えた当日

さて、ここまでの作業はすべてパソコンの中でおこなってきたものです。

制作してきたデザインがどのような形で実物に仕上がっているのかは、前日設営で会場を訪れたときに初めて目にすることになります。

HR EXPOの前日、ドキドキした状態でjinjerブースに向かいました。

そして出来上がったブースが、、、
「イメージ通りすぎてすごい!!!」

▼イメージしていたブース

▼実際に出来上がったブース

それまでPhotoshopやIllustratorを駆使してイメージを作ってきたデザインが、実際に3D空間にそのまま現れた感じでした。イメージ通りに仕上げてくださった施工会社の皆さまには本当に感謝です!

まとめ

コミュニケーションって、「これを伝えたい」っていう一方的な押し付けではなくて、相手のことを考えないと上手くいかないものですよね。

展示会におけるコミュニケーションデザインもまさに双方の想いが交差する点を探すことが大切だと感じています。そのような生のコミュニケーションをデザインできる展示会の仕事に、私はすごくやりがいを感じています。

今回はざっくりした概要しかお伝えできませんでしたが、この記事をきっかけにjinjerの展示会出展を知ってくださる方が増えたら嬉しいです。

jinjerは年間を通じて関東・関西・九州のさまざまな展示会に出展しているので、ご興味がある方はぜひ一度ブースに立ち寄ってみてください。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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