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ジンジャー開発におけるメトリクスについて

2025/02/24に公開

はじめに

こんにちは。ジンジャーの山田です。
2023年9月に入社しPMOとしてジンジャー開発全体の問題解決や最適化を推進しています。
「日本一」を御旗に仲間たちと日々奮闘しています。

今回のテーマはメトリクスです。
ジンジャーのメトリクスの一部を紹介しながらメトリクスに関する私の考えをお伝えします。
みなさんのプロダクト開発の参考になれば幸いです。

メトリクスの目的

"メトリクス"とは願い!組織がそのプロダクトに望む開発の在り方の理想を形にしたものだ!

漫画キングダムの李斯のセリフをパクらせてもらいました。

メトリクスの目的をざっくり言うと「プロダクト開発の状況や変化を把握する」などとなります。

  • 開発はうまくいっているのか?
  • なにか問題は起きていないか?
  • プロダクト開発チームとして成長できているか?

このような疑問に対してパッと見てサッと知るためにメトリクスを計測し見える化します。

ではどのようなメトリクスを計測するとよいのでしょうか。
アジャイルコーチ風に答えると「チームの状況に依存する」となります。
つまり、何を目指すのか、何を解決したいのか、に合わせて計測するメトリクスを決めます。
少々強引ですが、これが冒頭で述べた「"メトリクス"とは願い!」になります。

ジンジャーで横断的に計測しているメトリクス

ジンジャーでは各プロダクトでベロシティとLOC(Lines of Code)を計測しています。
ベロシティで開発スピードを計測し、LOCでベロシティがhackされていないかチェックします。
※hackの例 : 見積もりを甘くする、過剰に残業する、など
※LOCは機械的に計測できてhackしにくいため採用
これらは横断的に計測しますがプロダクト間で比較しません。
つまり「ベロシティが大きいからこっちのほうがすごい」といった無意味なことはしません。

ジンジャーはこれらのメトリクスにどのような願いを込めているのでしょうか。
ジンジャーは「日本一」を御旗にプロダクト開発を推進しています。
では日本一の開発とはどのようなものでしょうか。
日本一なら開発スピードは乱高下しません。
日本一なら継続的に成長します。
「開発スピードが安定しつつ中長期的には上昇トレンド」
これが願いとなります。

測りすぎない

ジンジャーではベロシティとLOCを横断的に計測していると述べました。
恐らくみなさんは「他のメトリクスは?」と気になっていると思います。
結論、各プロダクトが必要と考えるメトリクスを各プロダクトが独自に計測しています。
「他のプロダクトのマネしてなんとなく計測する」みたいな無意味なことはしません。

メトリクスの計測は目的ではありません。
メトリクスの計測にはコストがかかります。
メトリクスは局所最適化につながる恐れがあります(いわゆるキャンベルの法則)。
みなさんのプロダクト開発でも「測りすぎなメトリクス」がないか確認してみてください。
願いのないメトリクスがあれば、それは測りすぎかも知れません。
※メトリクスは不要、という話ではないのでご注意ください。

まとめ

  • メトリクスとは願い
  • ジンジャー開発の願いは「安定しつつ上昇トレンド」
  • 願いのないメトリクスは測りすぎかも知れない

おわりに

私たちは一緒に「日本一」を御旗に奮闘してくれる仲間を募集しています。
ジンジャーはチャレンジしたり学び続けたい人には最高の環境です。
今回の記事で少しでもジンジャーに興味を持っていただけましたら気軽にお問い合わせください。

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