文系出身エンジニアが基本情報技術者試験に挑戦
自己紹介
私は元々、文系の大学出身で営業職をやっていました。
その後、独学で勉強してエンジニア就職した経緯があります。
現在は30代で、そろそろ3年目のバックエンドエンジニアです。
たまにインフラ領域にも関わったりしています。
挑戦の動機は?
あるあるかと思いますが、バックグラウンドにCSの知識がないことへの負い目が動機です。
現在の職場は、情報系の大学や大学院卒のメンバーがほとんどです。
今はなんとか開発の業務タスクはこなせているものの、小手先だけで対応している感が拭えません。
キャッチアップスピードや、知識の定着、日々のメンバーとの会話でも差を感じる場面が多々あります。
また、せっかくこの先もエンジニアとしてキャリアを歩んでいくならば、技術の深いところから理解をして、仕事に向き合いたいなと感じました。
もちろん基本情報の資格取得のみで学士号や修士号を持つ方々に追いつけるとは思ってないですが、少しでも歩み寄れたと思い、挑戦してみました。
なぜこのタイミングで挑戦?
エンジニア1年目のタイミングで挑戦することも考えましたが、あえて3年目になるこの時期にしました。
なぜかというと、何も知識も経験もない1年目で取得しても、自分の場合だと「へー、こんなのがあるんだ」くらいで短期記憶だけになり、血肉にならなさそうだなと思ったからです。
※あくまで個人の意見です
それよりもある程度、知識や経験を得た後に勉強したほうが、得るものが多そうだなと感じました。
実際、「リーダーが言ってたことはこのことだったのか」や「普段使っている技術はこういう仕組みの上になりたっているのか」と、日々の実務に関連付けながら学ぶことができたかと思います。
どのくらいの期間、勉強した?
期間としては、約1ヶ月半くらい費やしました。
仕事終わりに気合を入れて取り組んだり、土日はサボったりしながら勉強を進めました。
どのように勉強した?
科目A
まずは体系的に学びたかったので、以下の参考書を読み込みました。
一番イラストが多く、とっつきやすそうなものを選びました。
[キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和06年]
1周目は章末問題を飛ばして、テキストだけを「なるほどなー」くらいで読破することを目標に取り組みました。
2周目はより理解を深めつつ、章末問題にも挑戦しながら取り組みました。
私は2周しましたが、試験に受かるのみが目的であれば、このテキストを読み込む工程はスキップしても良いようです。
その後は、定番の過去問道場を1日60問を目標に取り組みました。
[基本情報技術者過去問道場]
ユーザー登録すると、未回答の問題のみ出題されるよう設定できたので活用しました。
科目B
以下の参考書を1周、取り組みました。
[情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[科目B]]
疑似言語を解くためのトレースの方法についてなど、丁寧な解説でとても有益でした。
その後は上記の参考書と同著者の、以下の過去問を1.5周取り組みました。
[情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[科目B]予想+過去問題集]
参考書の問題よりも難易度が高く、実際の試験のレベル感を知ることができました。
この問題集をサボっていたら合格は厳しかったです。
挑戦してどうだった?
試験の結果としては無事に合格することができました。
ただ、合格することによって、スキルが劇的に向上したかというとそんなことはありません。
しかし、実務や学習する中で「あ、この前基本情報で勉強した内容だ」と関連付いた気づきも少しずつ出てきました。
この体験はとても嬉しく、がんばって勉強した甲斐があったなととても嬉しく感じました。
今回、学んだ内容を土台にどんどんスキルを積み上げていけたらなと思います。
また、更に経験を積んだ1、2年後には、応用情報技術者試験にも挑戦したいなと思っています。
あとはシンプルに、試験に受かるために日々努力して、合格をもらった瞬間の達成感、高揚感を久々に感じることができ、とても楽しい経験となりました。
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