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spring boot 2.5.5の修正内容
これのまとめ
spring actuatorの/envでSPRING_APPLICATION_JSONがサニタイズされないバグの修正
アプリケーション起動時にアプリケーション引数に渡すことができる環境変数SPRING_APPLICATION_JSONを/envのエントリーポイントで見ようとするとサニタイズされず、生のままで表示されていた
サニタイズされるように修正され、ついでにサニタイズ対象のデフォルトに追加された
Flywayを使ったテストが起動しないの修正(2.5.3から発生したバグ)
dbを使ったテストで利用されるflyway spring bootにはflywayを使ったテスト用のauto configがあるが、2.5.3の修正の際に、起動の優先度が変わっておりflywayが起動する前に別のdbの書き換えの処理が走ってしまい、flywayのインスタンス生成に失敗していたのが修正された
spring actuatorの/metricsのspring web mvcのメトリクスが独自フィルターで特定の例を吐いたときにステータスコードが200で記録されるバグの修正
独自filterを追加したりして、spring web mvcのfilter処理のあとに走るfilterで特定の例外(IOException,RuntimeException,ServletException)を吐くとステータスコードが200で登録されていた
webサーバーをUndertowにした場合warが起動しないバグの修正
tomacatとかjettyとかのwebサーバーの一種にundertowっていうのがあるらしい
udertow用のjar周りの処理でjarのパスの書き方が悪く、jarの中身が取得できず、立ち上がらなかったのが修正された
undertow初めて聞いたので、調べてみらたらパフォーマンスがいいらしいみたいな記事を見つけた(ちょっと古い記事)
spring-boot:build-imageを複数実行するとdockerの起動に失敗する
dockerをよしなに構築してくれるbuild-imageを複数実行すると、一時コンテナの削除に失敗するバグが修正された
1タスクに付き1コンテナ削除しないといけないのを、最初に終わるタスクが全部削除してて、一時コンテナの削除に失敗してた
warに固めたspringを起動中にtomcatをシャットダウンするとメモリーリークが発生するバグの修正
warに固めた場合webサーバーのシャットダウンはしないほうがいいっていうのがspringのドキュメントに書いてあるらしく、それを守らなかったらメモリーリークが発生してたらしい
使い方を守らない人のために修正いれるやさしい世界
シャットダウン時に不要なhookを削除する処理が追加されてた
buildされたjarが大きいと実行できないバグの修正
jarが4Gを超えるとzipの解凍に失敗して起動しなかったのが修正された
azureのwindowsで動かすとazure判定をしてくれないバグの修正
window上だと3つのユニークな環境変数があり、それが追加された
テストを並列で実行したときに@Repeatを使ったテスト@MockBeanが
作ろとしてるインスタンスがbean factoryに登録済みだったら例外を吐かないように修正した
AbstractRoutingDataSourceでヌルポが出るバグの修正
keyにnullを入れるってかなり特殊なケースな気がするので、どういったケースで発生するのかは追ってない
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