日本文化体験を世界に届ける「Wabunka」MVP直後ならではの開発チームの魅力
こんにちは!J-CAT株式会社でエンジニアをしている山田です。
私たちは、「テクノロジーとクリエイティビティで魅力あふれる日本の姿を世界へ」をミッションに掲げている観光テックカンパニーです。弊社は、特別な感動体験に出会える予約サイト「Otonami」と、日本の魅力を世界へ届ける訪日外国人向け予約サービス「Wabunka」を運営しています。
今回は、Wabunkaのここまでの歩みと、MVP直後で事業を伸ばしていくフェーズならではの開発チームの魅力について紹介したいと思います。
インバウンド市場では、コロナが収束してきた2022年後半から訪日外国人の数が徐々に戻ってきていましたが、円安も相まってか2024年はその数がさらに伸びており、コロナ前の勢いを着実に取り戻しつつあります。
出典:https://www.tourism.jp/tourism-database/stats/inbound/
Wabunkaはこの領域のど真ん中で事業を行っているため、日々押し寄せる観光客の波を肌で感じています。
これまでと現状
そんなWabunkaは2022年の10月にMVP(Minimum Viable Product)v1.0としてWebサイトをリリースしました。当時、決済機能はおろか、カレンダーから空き枠を確認して予約する機能もなく、体験ごとにお問い合わせフォームが設置されているのみで、日程調整や決済などは直接メールでやり取りして対応している状況でした。
これはまさにスタートアップらしい戦い方で、事業としてニーズが存在するのか検証できる必要最低限の機能だけ揃えてリリースしています。最初この話を聞いた時は、そこから実際に事業として成り立つまでになっていることに感銘を受けました。これは代表の飯倉さんが大切にしている考え方である「限界までオペレーションで回して、作るのは最後」が顕著に表れているところだと思います。
そうしてお問い合わせフォームから始まったWabunkaは順調に業績を伸ばし、MVP v1.1以降の開発が続々と行われています。
MVP1.0でのお問い合わせの中には、受け入れることのできない日程でのリクエストも含まれており、開催につながらないものも多く存在していました。これを全てマンパワーで捌いていたため、対応するCSチームの業務負荷がとんでもなく高く、すべてのお問合せに対応するのが困難な状況になっていました。
Wabunkaチームで開発する魅力
この業務負荷をプロダクトの力で解決するのが我々プロダクト開発チームの役目です。
今、盛り上がりを見せるこの観光領域で、その高い需要に対応できるような仕組みを作っていく面白さを日々感じています。
直近では、決済機能やカレンダーの空き枠から予約ができるをリリースしました。
それぞれの機能の目的は以下でした
- 決済機能
- カード情報を入力してくれるくらい本気度の高いお問い合わせに絞りたい
- メール上での決済のやり取りを減らしたい
- カレンダー機能
- 受け入れ不可能な日程でのリクエストを減らすことで業務負荷を改善したい
- 上記による受注率の向上させたい
詳しい数字は記載できませんが、これらの機能が追加されたことにより、確度の高い問い合わせにのみ対応できるようになったため、狙い通り、CSチームの業務負荷が軽減した上、体験予約の受注率が改善しました。
プロダクト開発チームでは、自分たちが開発した機能が想定通りの数字を伸ばせているかを効果測定しつつ開発をしているため、一つ一つの機能のインパクトを強く感じられる体制になっています。今はMVPが終わったばかりのため、改善すべき箇所も多く、ものによっては機能リリース一つで事業の数字が大きく変わるので、このフェーズならではの面白さがあると感じています。
また、機能追加によって数字が改善することで刻一刻と事業のボトルネックが変化していくため、業務負荷改善だけでなく、SEO施策やCVR向上施策、体験を提供くださる事業者の方が使うダッシュボードなど開発領域は多岐にわたります。
そんなプロダクトを開発するチームとしては、以下のような特徴があります
- プロダクト志向を大切に、いかに事業が伸びるかを念頭に意思決定する
- 極力作らない
- オペレーションで耐えられる部分はオペレーションで耐え、本当にインパクトがある機能に時間を使う
- スクラム体制でリズムを持って開発している
- 機能開発を担当する場合、開発からリリースするまでの全てを担当者が責任を持って行う
- スプリントレビュー(デモ会)を隔週で行うことで、CS業務を行う方々や、その他関係者に直接フィードバックをいただき、改善に繋げるサイクルができている
以上の体制を維持するために、情報の透明性を確保することをとても大切にしています。一人一人が適切な意思決定をしたり、主体的に動くには、それをできるだけの情報にアクセスできる状態を作ることが重要なので、機能開発時には「なぜこれを作るのか」という背景を把握できる情報をドキュメントとしてまとめています。
例:カレンダーの空き枠から予約できる機能
J-CATはnotionを使ったドキュメント文化が強く、これまでの経緯、どんな課題があるか、なぜそれを解決するのかがよくまとめられています。
知りたい情報があれば誰でもアクセスできる環境が整っているので、とても働きやすいと感じています。
Wabunkaチームの開発体制
Wabunkaではスクラムを2週間スプリントで回しており、PO(Product Owner)・スクラムマスター・開発メンバー3名の計5名で開発を行なっています。
POの受け入れチェックはgithub上で行なっており、PRにapproveをつける形で「受け入れOK」としています。もし修正事項があったとしても、コードレビューと同じ要領ですぐに修正できるため、リリースまでのリードタイムを最小限に抑えることができています。
タスク管理にはLinearを使っていますが、消化できたポイントの推移を綺麗に可視化してくれたり、Githubと連携することでタスク移動を半自動化できたりもするのでかなり快適です。さらに、APIを使うことで、それぞれのカラムでどれくらい時間がかかっていたかなどの取得も可能になるため、Four keysなど開発生産性の可視化にも活用できています。
おわりに
日本にある魅力的な体験を、さらに多くの観光客の方に体験していただき、事業としても成長していくために、これからどんどんスピードをあげて開発を行っていきます。そんなWabunkaチームでは、熱い気持ちを持って一緒に開発していける仲間を募集しております。
観光業界をリードしていくスタートアップで挑戦したい方、プロダクト愛を持って全力でやっていきたい方、事業を成長させるエンジニアリングチームでその専門性を発揮していきたい方、ぜひ一度カジュアル面談へお申し込みください!
プロダクトチーム一同、お待ちしております!
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