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Go言語のスライスを使う

2023/06/27に公開

スライスを使ってみる

公式の解説を翻訳して記載

スライスはGoの重要なデータ型であり、配列よりも強力なシーケンスのインターフェイスを提供する。

配列とは異なり、スライスは含まれる要素によってのみ型付けされます(要素の数ではありません)。初期化されていないスライスはnilに等しく、長さは0です。

長さが0でない空のスライスを作るには、組み込み関数makeを使う。ここでは、長さ 3 の文字列のスライスを作成します(最初は 0 です)。デフォルトでは、新しいスライスの容量はその長さに等しくなります。スライスが大きくなることがわかっている場合は、makeの追加パラメータとして明示的に容量を渡すことができます。

配列と同じようにsetとgetができる。

lenは期待通りにスライスの長さを返す。

これらの基本的な操作に加えて、スライスは配列よりも豊富ないくつかの操作をサポートしています。その1つが append で、1つ以上の新しい値を含むスライスを返します。新しいスライス値を取得する可能性があるため、appendから戻り値を受け取る必要があることに注意してください。

スライスはコピーすることもできる。ここではsと同じ長さの空のスライスcを作り、sからcにコピーします。

スライスは、slice[low:high]という構文の「スライス」演算子をサポートしている。例えば、これは要素s[2]、s[3]、s[4]のスライスを取得します。

これはs[5]まで(ただしs[5]を除く)のスライスである。

そして、このスライスはs[2]から(も含めて)切り上がる。

スライス用の変数の宣言と初期化も1行でできる。

スライスは多次元データ構造に構成できる。多次元配列とは異なり、内部のスライスの長さは変化させることができる。

package main

import "fmt"

func main() {
    // sという名前の文字列のスライスを宣言
    var s []string
		// sはnil, len(s)は0
    fmt.Println("uninit:", s, s == nil, len(s) == 0)
    // sに値を代入
    s = make([]string, 3)
		// sは空文字列, len(s)は3
    fmt.Println("emp:", s, "len:", len(s), "cap:", cap(s))
    // sに値を代入
    s[0] = "a"
    s[1] = "b"
    s[2] = "c"
		// sは[a b c]
    fmt.Println("set:", s)
    // sの2番目の値を取得
    fmt.Println("get:", s[2])
    // sの長さを取得
    fmt.Println("len:", len(s))
    // appendでsに値を追加
    s = append(s, "d")
		// appendでsに値を追加
    s = append(s, "e", "f")
		// sは[a b c d e f]
    fmt.Println("apd:", s)
    // make
    c := make([]string, len(s))
		// cは[a b c d e f]
    copy(c, s)
    fmt.Println("cpy:", c)
    // sの1番目から4番目までを取得
    l := s[2:5]
    fmt.Println("sl1:", l)
    // sの最初から5番目までを取得
    l = s[:5]
    fmt.Println("sl2:", l)
    // sの2番目から最後までを取得
    l = s[2:]
    fmt.Println("sl3:", l)
    // スライスの宣言と同時に値を代入
    t := []string{"g", "h", "i"}
    fmt.Println("dcl:", t)
    // スライスの宣言と同時に値を代入
		// mqkeでスライスを作成
    twoD := make([][]int, 3)
		// for文でスライスに値を代入
    for i := 0; i < 3; i++ {
        innerLen := i + 1
        twoD[i] = make([]int, innerLen)
        for j := 0; j < innerLen; j++ {
            twoD[i][j] = i + j
        }
    }
    fmt.Println("2d: ", twoD)
}

実行結果

uninit: [] true true
emp: [  ] len: 3 cap: 3
set: [a b c]
get: c
len: 3
apd: [a b c d e f]
cpy: [a b c d e f]
sl1: [c d e]
sl2: [a b c d e]
sl3: [c d e f]
dcl: [g h i]
2d:  [[0] [1 2] [2 3 4]]

✅要素の追加と削除をやってみる

このコードは、新しいスライスの作成、スライスへの要素の追加、およびスライスからの要素の削除を行います。

package main

import "fmt"

func main() {
    // 新しいスライスを作成
    numbers := []int{1, 2, 3, 4, 5}
    fmt.Println("Original slice:", numbers)

    // スライスに要素を追加
    numbers = append(numbers, 6)
    fmt.Println("After appending 6:", numbers)

    // スライスから要素を削除(例:2番目の要素を削除)
    numbers = append(numbers[:1], numbers[2:]...)
    fmt.Println("After removing the second element:", numbers)
}

実行結果

Original slice: [1 2 3 4 5]
After appending 6: [1 2 3 4 5 6]
After removing the second element: [1 3 4 5 6]

📍まとめ

Go言語のスライスが動的にサイズを変更できる配列であることを示しています。append関数を使用すると、スライスに新しい要素を追加できます。また、スライスの一部を切り取ってappend関数に渡すことで、スライスから要素を削除できます。

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