読書中のハイライト・メモの集約方法を模索する
- input
- Kindle (JP)
- oreilly などは epub で購入するので、そのリーダ
- 要件
- multi-platform: Android, iPadOS が MUST で、macOS 上でも読む手段がほしい(Web でも OK)
- ハイライトやメモが同期される
- 現状では Google Play Books を利用
- 要件
- output
- いいかんじのメモアプリに集約したい
- 基本は Obsidian, 次点で Notion
- いいかんじのメモアプリに集約したい
雑な構成イメージ
最悪、フォールバックプランとして自分で吸い出すことはできる
- Kindle は Web で使える Cloud Reader から、ハイライトとメモを一覧できる
- ブラウザで開けるので、雑に JS 書いてスクレイピングできる
- Google Play Books はアノテーション(ハイライト, メモ, しおり)を Google Drive に同期できる
- https://support.google.com/googleplay/answer/3165868
- Google Drive に入ってくれれば、あとはプログラム書けばどうにでもできる
が、これは習慣づけるのむずそうなので、なるべく自動でやってくれる方法を探したい
Kindle -> Obsidian
まさにそういうプラグインがある
star もそこそこ多いし信用できるかな?
(さっと眺めた感じ、変なものも import してなさそう。こういうのどれくらい真面目に検証すべきなんだろうか…)
epub -> ? -> obsidian
obsidian plugin からそれっぽいのを探す
community plugin の検索機能があるので annotate
, epub
, sync
あたりの単語で探してみる
-
Annotator
- EPUB や PDF を Obsidian で開いて、そこでアノテーションができる(すごい)
- 読んでたページの記憶ができてなさそうなのと、iPad で EPUB を開けないので選外
-
Hypothesis Highlights
-
Hypothesis 上で作ったアノテーションを同期できる
- ベースは上で言及した Obsidian Kindle Plugin らしい
- Hypothesis 自体知らなかったが、これは Web などのドキュメントにオープンな規格でアノテーションできるサービス?
- Annotator も Hypothesis ベースらしい
- なので、Hypothesis ベースの EPUB リーダがみつかればこれは候補に入る
-
Hypothesis 上で作ったアノテーションを同期できる
-
Readwise Community
- Readwise なるサービス上にある highlight を同期できる
- Readwise 自体はいろんなサービスからハイライトを集約するアグリゲーションサービス的なやつっぽい
- ウェブページのハイライトやメモをNotion・Evernoteに集約できるツール「Readwise」【今日のライフハックツール】 | ライフハッカー・ジャパン
- LP みると ebook もサポートしてそうな気配がある…!
Readwise
Kindle からのハイライト吸い出しも対応してるが、US のみらしい…
Kindle(US) -> Readwise -> Roam Research の事例
- Pocket や Feedly 対応が地味にアツそう
- 普段の情報収集は Feedly が起点になることが多いので、 Feedly -> Pocket に飛ばして Pocket 上でハイライトすれば Obsidian に残せる?
- 検索や SNS 経由の場合はさっきの Hypothesis をいれる?
- 一旦 Pocket 経由させればいいか?(めんどそう)
- Play Books 対応があるが、これは Google Docs に同期したドキュメントを Readwise のメールアドレスに共有する形で実現することになるらしい
- これを本ごとにやるのは若干めんどい
- Moon+ Reader も対応してるが、これは iPad でつかえない…
- Apple Books があるので、Android(すまほ)での読書を諦めれば最悪いける
Readwise Reader
Readwise Reader なる謎の Beta サービスが出てる
EPUB, PDF 対応で "Save everything to one place, highlight like a pro, and replace several apps with Reader." は期待できそう
オフィシャルで Obsidian, Notion, Roam Research とのインテグレーションがあるらしい
knowledge base 系のメモアプリ大好き集団が作ってそうな印象を受けるラインナップで、安心感あるw
ためした
- 手持ちの EPUB や PDF をアップロードできる
- EPUB や PDF のリーダとしても動作し、ハイライトやメモも可能
- iPad や Android でもアプリが提供されており、モバイル環境でも本が読める(!!)
普通にクラウド同期型の EPUB Reader としても便利だ…
オフィシャルの Obsidian Plugin もあった
こんな感じで同期できる(フォーマットちょっといじって Kindle のやつにあわせている)
Readwise Reader 上でつけたタグも Obsidian に同期できるので、いい感じにグラフを作ることもできそう
スクショは「ソフトウェアアーキテクチャの基礎」から
Readwise Reader の Private Beta リリースのブログで、思想も紹介されてる
長いけど面白い
Highlight が first-class でその対象が Web や EBook になっている… というような設計なので、Web ページも本と同じように扱い、ハイライトやメモを残したりタグ付けしたりできる
あらゆる情報を Readwise Reader に集約 → Reader 上でメモ → それを定期的に見直す … みたいな体験になる
見直し は Obsidian 等への同期もそうだし、Readwise Reader 自体に振り返りのための機能もついている
iPad の Reader アプリもさっと触った感じ完成度が高くてすごい
ちょっと面白いのが EPUB でも縦スクロールになること。
本ぽいページごとスクロールに比べて目の移動が減って読みやすい気がする。
いままでは本は本として扱うのがいいと思いこんでたけど、デジタルになった時点で本ぽいメンタルモデルに縛られる必要ないなというのがいい気付きだった。
Readwise は有料のサービスで、Reader を使う場合は上位のプランを契約することになる
$8.99/mo (annual は $7.99/mo)
ちょい高い気もするが、これで input の処理・定着・検索の効率があがるなら全然アリそう
EPUB リーダとしての Readwise Reader 感想
- good
- ページに縛られない縦スクロールはやはり体験がいい
- Web / Android / iPadOS いずれのプラットフォームでもわりと快適に読めている
- moto
- epub の描画がちょっとあやしい
- 画像がすごくでかくなったり
- コラムや引用など、本文とは別の装飾が当たるブロックみたいなのはうまく描画できてない
- 本の内容の検索ができないのが不便
- あらゆるドキュメントからの串刺し検索はできる
- 「ある本の中から記述を探し、それを一覧したりそこに飛んだり」ができない
- epub の描画がちょっとあやしい
当面は EPUB および Web 上のメモは Readwise Reader で管理し、それを Obsidian に同期する方式でやってみる
図らずも Web 上のコンテンツもうまく扱えるようになったのは大きな収穫…!
2023-01-09時点での構成イメージ
(あと、自分で何かを実装・メンテしなくて済んだのもうれしい)
あとは、以下2つは試しておきたい
- モバイルからの Web コンテンツ保存を Readwise Reader だけで扱う
- Feedly に集めてる RSS と Newsletter(メルマガ)も Readwise Reader に移す
Feedly と Pocket が持っていた責務を Readwise Reader に統合して運用中…
2023-01-14時点での構成イメージ
スクラップに関係なくて申し訳ないのですが。このきれいに描画されている構成図は何のソフトで描かれたものになるのでしょうか?
これは FigJam を使ってます!
ありがとうございます🐼