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AppStore用証明書の作成

2022/03/12に公開

iosのコードをビルドしてipaファイルを生成するためには各種証明証が必要となる。
通常必要なものは以下の3種類

  • Develop:開発・デバッグ用アプリのビルドに利用する
  • AdHoc:検証用アプリのビルドに利用する
  • Store:ストア公開する本番アプリのビルドに利用する

作成手順

証明書要求準備

キーチェーンアクセスを起動し、メニューから認証局に証明書を要求をクリック

ダイアログが出るので以下を記入する

項目 記入内容
ユーザのメールアドレス 任意(通常は開発者アカウントのメールアドレス)
通称 任意(通常は開発者名称)
CAのメールアドレス 空欄
要求の処理 ディスクに保存を選択、鍵ペア情報を指定 にチェック

記入後、続けるボタンをクリック

保存先を聞かれるので任意の場所を指定する

鍵ペア情報を聞かれるので

  • 鍵のサイズ:2048ビット
  • アルゴリズム:RSA

を選択して続けるをクリック

指定した保存先にCertificateSigningRequest.certSigningRequestが生成される

Certificates

開発者用証明書を作成する
https://developer.apple.com/account/resources/certificates/list

+ボタンをクリック

Developビルドの場合:Apple Development
AdHoc,Storeビルドの場合:Apple Distribution
を選択してContinue

Choose Fileにて先ほど作成したCertificateSigningRequest.certSigningRequestを選択してContinue

作成が完了するのでDownloadボタンからdistribution.cerをダウンロード

Identifiers

ビルドしたいアプリの固有IDと権限を登録する
https://developer.apple.com/account/resources/identifiers/list

+ボタンをクリック

App IDsを選択してcontinue

Appを選択してContinue

  • Description: アプリの説明を記載
  • BundleID
    • Explicitを選択
    • アプリに設定したbundleIDを記入
  • Capabilities アプリに必要な権限をチェック(Maps, pushNotificationsなど)
  • App Servicies 必要な権限をチェック(通常は必要ない)

記入が終わったらContinue

確認画面が出て問題なければRegister

一覧に作成した項目が表示されていればOK

Profiles

プロファイルを作成する。

Generate a Profile または+ボタンをクリック

Developビルドの場合:iOS App Development
AdHocビルドの場合:Ad Hoc
Storeビルドの場合:App Store
を選択してContinue

Identifiersで作成したIDを指定

Certificatesで指定したものを指定してContinue
iOS App Developmentの場合Apple Development
Ad Hoc, App Storeの場合Apple Distribution
のCertificatesのみが表示される

Provisioning Profile Nameに任意の名前を指定する
<アプリ名> Develop/AdHoc/Store のように命名するとわかりやすいのでおすすめ

Generateボタンを押すと***.mobileprovisionファイルがダウンロードされる

Devices

Develop,AdHocで起動できる端末を登録する

+ボタンをクリック

利用したい端末のUDIDを記入しContinue

確認画面が出るのでRegister

完了したのでDone

証明書.p12ファイル

複数端末の動作確認をする場合、証明書要求準備を行った端末で以下の作業を行う
Certificatesでダウンロードしたファイル***.cerをFinder上でダブルクリック

キーチェーンアクセス起動して、先ほど作成した証明書の欄2項目を選択し
右クリック→2項目を書き出すをクリック

保存先を指定して保存ボタンをクリック

任意のPW(空白でも可)を設定してOK

指定した保存先に証明書.p12ファイルが保存されていれば完了

最終的な成果物

  1. `CertificateSigningRequest.certSigningRequest
  2. ***.cer (Development / Distributionの2種類)
  3. ***.mobileprovision(Develop / Ad Hoc / Storeの3種類)
  4. 証明書.p12ファイル (Development / Distributionの2種類)

iOSアプリをビルドするためには、
本作業をした端末の場合:2と3をダブルクリックして取り込み
別の端末の場合:3と4をダブルクリックして取り込み
が必要


References

Discussion