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Claude Code AGENT SKILLSキャッチアップ

に公開

こんにちは!Kirigayaです
Claude Codeのエージェントスキルつかってますか?
今回はキャッチアップ記事になります
スキルといえば-> 『召喚(サモン!!)』と勝手に想像してました...どうでもいいですね。
さっそく見ていきましょう
ドキュメントはこちら

エージェントスキルとは?

専門のエージェントを構築する新しい方法

特徴

コンテキストを節約しながらタスク成功率を上げることができる
簡単にチームメイトに専門知識を共有できる

ドキュメントではコンテキストウィンドウは実質無限とありますがどこの部分が読み込まれているのでしょうか?気になります

スキルが発動するまで

スキルは自動で発動してくれるそうです!なんと便利な...
①ユーザーがエクセルに情報を埋めて欲しいとお願いする
②Claudeは今こそエクセルスキルは発動させる時だ!と判断しエクセルスキルの定義ファイルを読みにいきます。特にname部分(スキル名)とdescription。
③エクセルスキルの定義ファイル内で具体的な操作を読み込みます。この時Tool useで別のマークダウンを読み込ませたり、bashコマンドやpythonスクリプトなどを実行させる指示を書くことができます。

図にするとこんな感じ

ソースコードはこんな感じ

skills/
  excel/
    SKILL.md
  scripts/
    etl.py            # スキルの実行スクリプト(API/CLで呼べる)
  sheets.md         # シート名やテンプレ説明
  requirements.txt

SKILL.md
name: 小文字、数字、ハイフンのみの最大64文字
description: スキルの機能と使用タイミングの完結な説明、最大1024文字
descriptionはスキルの使い所を判断する材料として非常に重要

---
name: excel-etl
description:
## 概要
このスキルはアップロードされた Excel (.xlsx) ファイルを読み取り、指定されたカラムの集計やセル置換、フォームへの書き込みを行います。

## 提供する操作(短い説明)
- read_sheet(sheet_name): 指定シートの先頭数行を返す
- replace_values(sheet_name, col, from, to): 指定カラムの値を置換
- aggregate(sheet_name, group_by_col, agg_col, agg_func): 集計を実行して結果を返す
- save_as(path): 処理後のファイルを指定パスに保存

## 実装ファイル
- scripts/run.py : スキル実行エントリ(CLI/HTTP)
- sheets.md: シート名とフォーマット説明

Run the excel-etl script:
```bash python scripts/etl.py```

上記イメージのようにあらかじめ専用のスクリプトを作成し使いたい場面を書いておくことでそれがスキルとなります。要するに事前詠唱ですね。挙動の安定性と再利用性が高まるが柔軟性は落ちます。ドキュメントをただ書いてナレッジとして読み込ませるよりはいいと思います。

スキルを定義する場所

  • 個人スキルとして定義する
    • 開発中の実験スキル
    • 個々のワークフローと設定
    • 個人の開発生産性を上げるツール
      mkdir -p ~/.claude/skills/my-skill-name
  • プロジェクトスキルとして定義する
    • チームのワークフローと習慣
    • プロジェクト固有の専門知識
    • 共有ユーティリティとスクリプト
      mkdir -p ~/.claude/skills/my-skill-name
  • プラグインスキル
    • スキルはプラグインからも取得することができます。チーム内に配布する時に便利です

最後に

ここまでスキルの特徴やSKILL.mdの例についてみてきました。詳細な使い方やベストプラクティスは別の記事にして最後に開発陣が考えていることが書いてあったのでそれを見ていきます

Skillsの今後の展望

🌱 今後追加予定の機能
今後数週間のうちに、スキルに関する以下のような機能が強化される予定です:
スキルの 作成・編集・共有・発見・利用 を一連でサポート
組織や個人のワークフローをClaudeと共有できる ようになる
Model Context Protocol (MCP) と連携し、外部ツールやソフトウェアを組み合わせた
より複雑なワークフローをClaudeに学習させられるようになる

🤖 さらに先の未来
将来的には、Claudeのエージェント自身が:
自分でスキルを作成・編集・評価し、再利用可能な形で知識を蓄積することを目指しています。
つまり、Claudeが自律的に「自分の行動パターンをスキル化」していく構想です。

💡 Skillsという仕組みの本質
スキルは「単純な概念」であり、「シンプルな形式(構造)」で定義されています。
そのため:
組織・開発者・エンドユーザーが
容易にカスタマイズされたエージェントを構築できる。
Claudeに新しい機能を柔軟かつ安全に追加できる。
というメリットがあります。

✨ 結び
Skillsは、Claudeに“能力”を追加するためのシンプルかつ強力な仕組みです。
ただし、コードを伴うため、安全性を確保するには慎重な監査が不可欠です。
今後、Skillsのライフサイクル全体を支えるツール群を拡充し、
より多くの人々が安全にスキルを共有・活用できる環境を整えていく予定です。

なるほど!エージェントが自ら進化する世界線!楽しみです。スキルが増えることは嬉しいことですが設計をちゃんとやっていかないと無法地帯になる可能性もあります。またMCPとの連携など複雑さが増していく点も要注意ですね。
今回は以上です。お疲れ様でした

岩田組

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