「Amazonの採用面接」と「高度情報処理技術者試験の午後Ⅱ論述問題」の共通点は何か。15字以内で答えよ
問題
- 「Amazonの採用面接」と「高度情報処理技術者試験の午後Ⅱ論述問題」の共通点は何か。15字以内で答えよ
解答例
- STAR形式で問われる(11字)
解説
Amazonの採用面接には「行動に基づく面接」が含まれています。応募者は自身の経験を「どのような状況で、どのようなタスクを引き受け、どのような行動をし、どのような結果を得たのか」という順序で具体的に説明しなければなりません。
一方、高度情報処理技術者試験の午後Ⅱ論述問題では下記の構成の出題がよく見られます。
設問ア あなたが携わった個別システム化構想の策定において、背景となった事業目標、事業戦略に掲げられている変革の概要、関係するステークホルダについて、業務特性とともに800字以内で述べよ。
設問イ 設問アで述べたステークホルダについて、個別システム化構想案に対してどのような意見の相違があり、あなたはどのように意見を調整したか。個別システム化構想案の概要と意見の調整で工夫したこととともに、800字以上1600字以内で具体的に述べよ。
設問ウ 設問イで述べた意見の調整結果を反映した個別システム化構想について、経営層からどのような評価を受けたか。評価を受けてあなたが改善したこととともに、600字以上1200字以内で具体的に述べよ。
状況、タスク、行動、結果の説明を求められている点がAmazonの採用面接と共通しています。令和3年度ITストラテジスト試験の午後Ⅱ問題で実際に出題された設問です。
このように「状況、タスク、行動、結果」を問う方法は一般に「Situation、Task、Action、Result」の頭文字をつなげて「STAR形式」と呼ばれます。
したがって本問の解答例は「STAR形式で問われる」(11字)となります。
あとがき
この記事は「IT資格取得をテーマに学びをシェアしよう!【PR】Udemy アドベントカレンダー」の9日目として書いたものです。
IT資格は意外と役に立ちます。ぼくの場合は以下のように人生が変わりました。
- AWS認定の取得状況をLinkedInに載せていたら「AWS Japanの求人に応募してみませんか」と連絡があった(憧れの企業だったものの連絡がなければ応募しようとは思わなかった)
- 高度情報処理技術者試験の午後Ⅱ論述問題に何度も挑戦していたおかげでAWS Japanの採用面接に合格できた(STAR形式の質問に答えられるスキルがいつの間にか身についていた)
「資格は役に立たない」という風評など気にすることはありません。コツコツやっていきましょう。
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