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【HoloLens2】UE4.26にUX Tools for Unrealをインストールする
はじめに
この記事では、HoloLens2×UE4に対して、UX Tools for Unreal v0.11.0をインストールします。
このことによって、HandをインターフェイスとしたUIが使用できるようになります。
参考記事
前提条件
こちらの記事の設定を行っている前提です。
開発環境
- Windows10 Pro
- Unreal Engine4.26 (以下Unreal)
- Visual Studio2019
- HoloLens2
- UX Tools for Unreal v0.11.0
手順
- UX Tools for Unrealをダウンロード
- ハンドインタラクションアクターを生成する
UX Tools for Unrealをダウンロード
- Releaseページからダウンロード
- Pluginsフォルダに移動
- UE4エディタを再起動
Releaseページからダウンロード
UX Tools for Unreal v0.11.0にアクセス。
UXTools.0.11.0.zipをクリックしてダウンロード。
Pluginsフォルダに移動
ディレクトリ構造
- {ProjectName}
- Config
- Contents
- ...
- Plugins (存在しない場合新しく作成)
- UXTools (このフォルダ以下にzipファイルを展開する)
- Binaries
- Content
- ...
- Resources
- Shaders
- Source
- UXTools.uplugin
- UXTools (このフォルダ以下にzipファイルを展開する)
- {ProjectName}.uproject
UE4エディタを再起動
UE4エディタを開き
- [Edit]>[Plugins]を選択
- Mixed Reality UX Toolsを探す
- Enabledにチェックを入れて再起動
確認方法
{ProjectName}.uprojectをメモ帳などのテキストエディタで開く。
下のようにUXToolsが導入されていれば成功。
{
"Name": "UXTools",
"Enabled": true,
"MarketplaceURL": "com.epicgames.launcher://ue/marketplace/product/f9f9cddaf5834ad1abeda49da34adf85",
"SupportedTargetPlatforms": [
"Win64",
"HoloLens",
"Android"
]
},
ハンドインタラクションアクターを生成する
説明
UX 要素とのハンド インタラクションは、ハンドインタラクションアクターを使用して行われます。これにより、近接および遠隔のインタラクションのポインターとビジュアルが作成および起動されます。
- 近接インタラクション: 人差し指と親指で要素をつまむか、指先でそれらをつつくこと。
- 遠隔インタラクション: 仮想ハンドの光線を要素にあてて、人差し指と親指を一緒に押すこと。
MRPawn にハンドインタラクションアクターを追加すると、次の処理が行われます。
- ポーンの人差し指の先端にカーソルを追加します。
- ポーンを介して操作できる多関節ハンド入力イベントを提供します。
- 仮想ハンドの手のひらから伸びる手の光線を通して、遠隔インタラクションによる入力イベントを許可します。
手順
準備ができたら、MRPawn ブループリントを開き、 [Event Graph]に移動します。
-
Functionを追加 "InitializeHandSetting"などと名前を付ける
-
Event BeginPlayとInitializeHandSettingと接続する
-
右クリックしSpawn Actor from Classを2つ追加
- [Class]を[Uxt Hnad Interaction Actor]に選択
- それぞれ[Hand]をLeft,Rightを選択
-
右クリックし[Get a reference to self]を選択
- それぞれの[Owner]につなげる
-
右クリックし[Make Transform]を追加
- 値はデフォルトのまま
- それぞれの[Spawn Transform]につなげる
おわりに
この状態でPlayを押すとHandのシミュレーションが出現します。
この状態で
- "W" "A" "S" "D"を押して前後左右移動する
- マウスを動かして周りを見渡す
のような動きをすることができます。
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