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逆引き メールのSlack連携方法5選

2023/02/08に公開

サマリ

この資料は、メールを Slack 連携する方法について、「既に連携された状態」から逆引きしてどの方法で連携されているかを調べるための資料です。

モチベーション

Slack にメールを連携する、という機能は様々な Slack ワークスペースで活用されていると思います。
その中で、時間の経過や様々な状況変化により、通知先を変えたり通知経路を変えたりしたくなることがあります。

しかし、「このメール通知はどうやって設定されているのか」「誰が変更できるのか」といったことを調べるのは意外と容易ではありません。

また、Slack のメール通知方法にそもそもどのような種類があり、自分たちの Slack ワークスペースのどこでどの方法で通知されているかを網羅的に把握している人がそのワークスペースにいることは一般に稀であると考えられ、有識者に問い合わせたとしても意図せず誤った回答を得てしまうこともしばしばあるでしょう。

そこで、現在の通知内容から逆引きして、どのような設定方法がなされているか、そして誰がどのようにして設定方法を変更できるのかを調べる人(主に自分)のために、この資料を書いています。

ケース 1: Email という白いアイコン

下記画像のような「Email」という名前で白いメールアイコンの連携の場合は、Slack チャンネルのメールアドレスを利用しているはずです。

ケース1

Slack の有料プランでは、チャンネルまたは DM 用のメールアドレスを作成できます。この資料では以降「Slack チャンネルのメールアドレス」と記載します。

https://slack.com/intl/ja-jp/help/articles/206819278-Slack-にメールを送信する

このメールアドレス宛にメールを送ることで、Slack へのメール連携を実現しています。

この場合、宛先となるメールアドレス自体の設定はワークスペースの管理者やチャンネルマネージャが変更可能です。

どこからこのメールアドレス宛にメールを送信しているか、についてはそれぞれの状況によるため割愛します。

ケース 2: email という青いアイコン

下記画像のように「email」という名前で青いメールアイコンの連携の場合は、email アドオンを利用していると考えられます。
ケース 1 とは違い email の e が小文字であることに注意します。

ケース2

下記のアドオンを使うことでもメールアドレスを作成することができ、メールアドレスに対して特定のチャンネルや DM を紐付けることが可能です。

https://slack.com/apps/A0F81496D-email

このアドオン自体の設定者は青いアイコンをクリックすることで確認できるでしょう。

ケース2の設定者

ケース 1 と同様、どこからこのメールアドレス宛にメールを送っているのかについてはそれぞれの状況次第です。

ケース 3: 任意の名前と任意のアイコン

任意の名前で任意のアイコンで連携されている場合、ケース 2 の亜種と考えられます。

ケース3

ケース 2 で利用している email アドオンにおいてはいくつか設定可能な項目があるため、上記のように連携時の名前やアイコンをカスタムすることができます。

ケース3の設定項目

ケース 4: Slackbot から

特定のチャンネルではなく Slackbot からメールが連携される場合、 Slackbot 転送先メールアドレスを利用していると考えられます。

ケース4

https://slack.com/intl/ja-jp/help/articles/206819278-Slack-にメールを送信する#h_01F4WE06MBF06BBHQNZ1G0H2K5

こちらはあなたご自身の設定によるものです。

ケース 5: Email from Slack for Gmail

特定の個人のアカウントからファイル添付されたように表示される場合は、Slack for Gmail アドオンのメール転送機能を利用しているはずです。

ケース5

下記のアドオンを利用することで、1 通ごとに手動で転送することができます。

https://slack.com/apps/AEFLFJR9Q-slack-for-gmail

こちらの場合、特定の個人の方が都度 Gmail の画面上からメールを連携してくれていると考えられます。

番外編: これらの Slack 連携用メールアドレスにどこから送っているのかよくわからない場合

TO や CC に Slack 連携用メールアドレスが入っていれば比較的探しやすいかもしれませんが、そうでない場合もあります。
その場合、例えば下記のような状況が考えられます。

  • Slack 連携用のメールアドレスをメーリングリストに内包している

  • Gmail のフィルタ機能を利用し、特定のメールアドレスや件名等の条件を満たすメールを Slack 連携用のメールアドレスに転送している

前者の場合はメーリングリストの管理者に確認すれば探すことができるでしょう。

後者の場合はメールが届いている個人の誰かの Gmail 設定によるものなので、探すのが困難な可能性もあります。根気強く頑張りましょう。

その他: お使いのメーラ等により他の方法もあります

本記事では Gmail に絞って紹介していますが、その他のメールサービスやメールクライアントにも類似の設定がある可能性があります。
https://slack.com/apps/AFS3736H3-slack-for-outlook

終わりに

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