Closed5
CCNP-ENARSI_VRF
VRF(Virtual Routing and Forwarding)
複数のルーティングテーブルを作成する機能
MPLS(ラベルと呼ばれる情報を使った転送技術)に依存しないVRFをVRF-Liteと呼び分ける場合もある
VRFを使ったルーティングに関する主な用語
RD(Route Distinguisher)
ルータ内でVRFを識別するための情報
- ローカル情報のため、他ルータと共有しない
- 複数の顧客が同一のIPアドレスを持つことを許容する
RT(Route Target)
ネットワークでVRFを識別するための情報
グローバルルーティングテーブル
通常のルーティングテーブル
(デフォルトVRFとも呼ばれる)
PE(Provider Edge)
プロパイダ側のルータ
CE(Customer Edge)
顧客側のルータ
# コマンド:VRFの設定
# VRFの作成
(config)#ip vrf {VRF名}
(config-vrf)#rd {route-distinguisher}
-
route-distinguisher
「AS番号:任意の数」または「IPアドレス:任意の数」の形式でルート識別子を入力
# インターフェイスとVRFの関連付け
(config)#interface {インターフェイス}
(config-if)#ip vrf forwarding {VRF名}
# VRF用OSPFの設定
(config)#router ospf {プロセスID} vrf {VRF名}
(config-router)#network {アドレス} {ワイルドカードマスク} area {エリアID}
# VRF用EIGRPの設定_パターン1
(config)#router eigrp {AS番号}
(config-router)#address-family ipv4 vrf {VRF名}
(config-router-af)#autonomous-system {AS番号}
(config-router-af)#network {アドレス} {ワイルドカードマスク}
# VRF用EIGRPの設定_パターン2
(config)#router eigrp {AS番号}
(config-router)#address-family ipv4 vrf {VRF名} autonomous-system {AS番号}
(config-router-af)#network {アドレス} {ワイルドカードマスク}
# VRF用BGPの設定
(config)#router bgp {自身のAS番号}
(config-router)#bgp router-id {IPv4アドレス形式}
(config-router)#address-family ipv4 vrf {VRF名}
(config-router-af)#neighbor {ネイバのIPアドレス} remote-as {ネイバのAS番号}
(config-router-af)#neighbor {ネイバのIPアドレス} activate
(config-router-af)#network {広告したいネットワークアドレス}
# VRF用スタティックルートの設定
(config)#ip route {vrf {VRF名}} {宛先} {ネクストホップのIPアドレス | 自分の送信インターフェイス} {オプション}
コマンド:VRF設定の確認
# VRFの確認
#show ip vrf
# VRFごとのルーティングテーブルの確認
#show ip route {vrf {VRF名}}
コマンド:マルチプロトコルVRFの設定
マルチプロトコルVRFコマンドを使うことで、IPv4の他にIPv6にも対応できる
# VRFの作成
(config)#vrf definition {VRF名}
(config-vrf)#address-family {ipv4 | ipv6}
# インターフェースとVRFの関連付け
(config)#interface {インターフェイス}
(config-if)#vrf forwarding {VRF名}
このスクラップは2024/03/11にクローズされました