Closed8
CCNP-ENARSI_AAA
AAA
セキュリティ機能で求められる3つのAをまとめたもの
- Authentication(認証):ユーザの権限など
- Authorization(認可):権限を割り当てる対象
- Accounting(アカウンティング):ユーザーの履歴を記録
RADIUSとTACACS+の主な相違点
RADIUS
- UDP1812・1813
- 認証と認可が統合されている
- アカウテインングは独立している
- パスワードのみ暗号化
TACACS+
- TCP49
- AAAがすべて独立している
- パケット全体を暗号化
AAAの有効化
(config)#aaa new-model
認証サーバグループの設定
# RADIUS
(config)#aaa group server radius {グループ名}
(config-sg-radius)#server name {サーバ名}
# TACACS+
(config)#aaa group server tacacs+ {グループ名}
(config-sg-tacacs+)#server name {サーバ名}
AAAによる認証の設定
(config)#aaa authentication {タイプ} {default | リスト名} {method1} {method2}...
- タイプ
- login:ログイン認証
- enable:特権モードに移行するための認証
- dot1x:IEEE 802.1xの認証
- リスト
- default:すべての回線にデフォルトで適用されるリスト
- リスト名:個別のリスト
- method
-
group {グループ名}:指定したグループ名でAAAサーバで認証を行う
-
group radius:RADIUSサーバによる認証を行う
-
group tacacs+:TACACS+サーバによる認証を行う
-
local:ローカルデータベースで指定した「ユーザ名」・「パスワード」で認証を行う
-
local-case:ローカルデータベースで指定した「ユーザ名」・「パスワード」で認証を行う
(localオプションと違い大文字・小文字を区別する)
-
line:lineパスワードで指定したパスワードで認証を行う
-
enable:enableパスワードで指定したパスワードで認証を行う
-
none:認証なし
-
AAAによるサービスの認可(許可)
(config)#aaa authorization {タイプ} {default | リスト名} {アカウティング} {method1} {method2}...
- タイプ
- network:すべてのネットワークサービス要求の許可
- exec:ユーザEXECターミナルセッションに関連付けられた属性の許可
- commands:指定された権限レベル(0~15)の許可
- リスト
- default:すべての回線にデフォルトで適用されるリスト
- リスト名:個別のリスト
- アカウティング
- start-stop:開始時と終了時に通知する
- stop-only:終了時のみ通知する
- none:アカウティングしない
- method
- group radius:RADIUSサーバによる認証を行う
- group tacacs+:TACACS+サーバによる認証を行う
リスト名を使用した認証の適用
(config)#line {aux | console | vty} {番号} {終了番号}
(config-line)#login authentication {default | リスト名}
#コンソールポートに対する認可の有効化
(config)#aaa authorization console
- コンソールポートに対する認可はデフォルトで無効化
このスクラップは2024/03/11にクローズされました