書籍「Amazon Bedrock 生成AIアプリ開発入門-第4章-」 × AWS Summit Japan 2024
書籍「Amazon Bedrock 生成AIアプリ開発入門-第4章-」 × AWS Summit Japan 2024
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はじめに
『Amazon Bedrock 生成AIアプリ開発入門』が、2024/6/26 (水) に発売され、当日に届きました。
電子書籍と迷いましたが、最終的に物理本を選択したのは、やはり手に取ったときのワクワク感があるからです!新しい本の手触りと匂いがとてもイイです。
あとは目につくところに置いておけるのがいいですね。
書評を書くほど読み進められていないのでやってみたところを紹介します。
紹介するハンズオンは「第4章 社内文書検索RAGアプリを作ってみよう」です。
第4章 社内文書検索RAGアプリを作ってみよう
手順も細かく書かれており、フルカラーで図が多いので分かりやすいです。
ハンズオンでは、「Amazon Bedrock Documentation」をダウンロードして使う手順になっています。
手順通り作成したナレッジベースのテスト結果も良好です!
このままフロントエンドの実装に進んでもよかったのですが、せっかくAWS Summit Japan 2024 直後なので、「AWS Summit Japan セッション資料一覧」からPDFをダウンロードしてS3に突っ込んでみました。
AWS Summit Japan 2024 セッション資料のナレッジベースにしてみよう
というわけで、別のナレッジベースを作ります。
埋め込みモデルは「Titan Embeddings G1 - Text v1.2」を選択しました。
そして、AWS Summit Japan 2024のセッション資料PDFが格納されたS3をデータソースにして同期します。
フロントエンドを実装してみました。ちょっと見た目が違いますが。😃
アーキテクチャ道場について聞いてみました。
結果は次のとおりでした。
それなりに合っていそうです。
次に、セッションの要約とセッション内で登場するサービスが出てくれたらよいかな、と思ったので以下のフォーマットで出力されるように指示してみました。
## セッションID:セッションタイトル
### セッションの内容
### セッションで紹介されているAWSサービス
AWS-xx
のセッションだけに絞って、セッションIDの昇順になるように指示してみました。
結果は次のとおりでした。
AWS-01
から出てくることを期待したのですが、違いました。
見えている範囲では、セッションID、セッションのタイトル、要約、使われているサービスがそれなりの精度で出ているようです。
少し違うものもありますが。。
しかし、AWS-02
の次がAWS-05
なので抜けているのが気になります。
次は、セッションIDの降順に変更してみました。
結果は次のとおりでした。
AWS-59
が先頭に出ているので、降順も正しくできているようです。
しかし、AWS-59
の次がAWS-56
なので抜けています。
個別に問い合わせて存在するのか確認してみました。
AWS-59のセッションはありますか?
AWS-58のセッションはありますか?
ないらしい。
セッションタイトルで聞いてみる。
インシデントの影響を封じ込めるというセッションはありますか?
他の関連しそうなセッションは出るけど、本当にAWS-58
はヒットしないらしい。
まとめ
書籍は非常に読みやすくハンズオンの手順も親切だと思いました。
ハンズオンの題材以外のドキュメントを使うことで、設定などの細かい部分まで学習することができました。
また、久しぶりに Cloud9を使ったのも新鮮でした!
今回は、抜けているセッションがあったことへの解析は行っていないのですが、自分なりに試して使えるようにしたいと思います。
みなさんもぜひやってみてください!
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