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別のパソコンの遠隔操作をする(Windows11→Linux(Ubuntu))

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はじめに

Windows11には標準でリモートデスクトップ接続の機能がありますが、この機能を使ってLinux(Ubuntu)にログインしてLinux端末の操作を行います。
Windowsのリモートデスクトップクライアントが、Ubuntu 24.04に搭載されたRDPサーバー機能を利用して接続を行います。

下の画像は接続イメージです。

以下の環境で行いました。

遠隔操作する側のPCのOS Windows 11 home
遠隔操作される側の端末のOS Ubuntu 24.04 LTS

※遠隔操作される側の端末は、Raspberry pi 4(メモリ8GB)を使用しています。

遠隔操作される側の設定(Linux Ubuntu 24.04)

「Setting」のアイコンをダブルクリックして実行した後、「システム」-「Remote Desktop」をクリックします。

Desktop Shareingの設定

Desktop Shareingは、現在ログインしているデスクトップに遠隔で接続するための機能です。

設定画面上部に「Desktop Sharing」という選択箇所があるので、クリックして設定画面を開きます。
「Desktop Sharing」と「Remote Control」の両方をONにします。

Remote Loginの設定

Remote Loginは、事前にログインをしていなくても、専用のユーザーでログインすることができます。
「リモートログイン」という画面で実施します。
設定画面上部に「Remote Login」という選択箇所があるので、クリックして設定画面を開きます。

設定画面はロックされているので「Unlock..」をクリックし設定解除の処理をします。

画面が暗転して認証が入ります。

管理者権限を持つユーザーのパスワードを入力すると、設定画面で設定が可能になります。
次に、「Remote Login」を有効化します。

Login Detailsの入力内容は、Windows11からリモートデスクトップ接続を行う際に入力する「Username」と「Password」にします。

ここでは、リモートデスクトップ専用のユーザ「piRDP」に設定しました。

これで遠隔操作される側(Ubuntu)の設定は完了です。

遠隔操作する側の設定(Window 11 home)

Windows11側からリモートデスクトップ接続を試してみます。
リモートデスクトップでUbuntuのIPアドレスを指定します。

遠隔操作される側で設定したユーザIDとパスワードを入力します。

接続を開始すると、Ubuntuのログイン画面が表示されます。pi4を選択して、

パスワードを入力(ここはユーザログインのパスワードを入力)。

警告が表示されます。

Linux側で既にログインしているため、ローカルセッションを止めてリモートデスクトップのセッションを開始していいかという警告です。「Force Stop」を選択してリモートデスクトップセッションを開始します。
すると、WindowsリモートデスクトップでUbuntuのデスクトップを開くことができました。

おわりに

これでWindowsからUbuntuへのリモートデスクトップ接続が完了しました。この機能を使うことで、Linux環境での作業がより効率的になると思います。

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