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Stable Diffusion WebUI ForgeでFLUX.1を使用する

2025/02/24に公開

1. はじめに

ここでは、Stable Diffusion WebUI ForgeでFLUX.1を使用するために必要な環境を構築します。
「d:\stable-diffusion-webui-forge」フォルダに「Stable Diffusion WebUI Forge」がインストールされている前提で説明します。

2. FLUX.1のモデルをダウンロードする

Stable Diffusion WebUI Forgeの開発者の方が作成した「軽量版devモデル(約12GB)」をダウンロードします。
※「軽量版devモデル」を使用する場合は、以下にある「vae、TextEncoderのダウンロード」は不要です
https://huggingface.co/lllyasviel/flux1-dev-bnb-nf4/blob/main/flux1-dev-bnb-nf4-v2.safetensors

または、flux1-dev.safetensors(軽量版devモデルに比べて容量が大きい(約23GB))をダウンロードします。
※以下にある「vae、TextEncoderのダウンロード」が必要です。
https://huggingface.co/black-forest-labs/FLUX.1-dev/tree/main

3. モデルを所定のフォルダに入れる

ダウンロードできたら、モデルを下記フォルダへ移動します。

d:\stable-diffusion-webui-forge\models\Stable-diffusion

4. vae・TextEncoderのダウンロード

以下をダウンロードします。
テキストエンコーダー: t5xxl_fp16.safetensors
クリップ: clip_l.safetensors
https://huggingface.co/comfyanonymous/flux_text_encoders/tree/main

VAE: ae.safetensors
https://huggingface.co/black-forest-labs/FLUX.1-schnell/tree/main

5. vae・TextEncoderを所定のフォルダに入れる

ダウンロードできたら、vae・TextEncoderを下記フォルダ内に移動します。

d:\stable-diffusion-webui-forge\models\VAE

6. Stable Diffusion WebUI Forgeの起動

「webui-user.bat」を実行します。

7. 設定内容

設定内容 備考
UI fluxを選択します
Checkpoint 画像生成に使用するモデルです。「flux1-dev-bnb-nf4-v2.safetensors」または「flux1-dev.safetensors」を選択します
VAE/Text Encoder 使用するVAEを選択します。公式のFLUX.1モデル「flux1-dev.safetensors」を使用する場合は「t5xxl_fp16.safetensors」「clip_l.safetensors」「ae.safetensors」が別途必要ですが、「軽量版devモデル」を使う場合は不要です
Diffusion in Low Bits モデルの精度を選択します。「flux1-dev-bnb-nf4-v2.safetensors」の場合は「Automatic」または「bnb-nf4」を選択します
GPU Weights VRAMをどのくらい使用するか、値が大きすぎると動作しません
ネガティブプロンプト ネガティブプロンプトは推奨していません(UI=fluxを選択していると、ネガティブプロンプトが入力できないようになっています。)
Distilled CFG Scale FLUX.1では、「CFG Scale」の代わりに「Distilled CFG Scale」という項目を設定します。「CFG Scale」は「1」のままにして、「Distilled CFG Scale」を変更します

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