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Windows11で対話型AIを動かす

2024/10/27に公開

1.はじめに

ChatGPTやCopilotなどの対話型AIは、ネットワークの接続を前提としています。必要なアプリをダウンロードすることで、オフラインの環境でも対話型AIを動かすことができます。
具体的には以下の順番で環境を設定していきます。
(1)LM Studio のダウンロード
(2)LLM(Large Language Models:大規模言語モデル=大量のテキストデータとディープラーニング(深層学習)技術によって構築された言語モデル)のダウンロード
(3)(2)でダウンロードしたLLMを利用する。

Windows版は以下の環境で実施しました。(GPUがない場合でも動作しました。)

OS Windows 11 Home
GPU なし
メモリ 16GB

2.1 LM Studioのダウンロード

以下のサイトにアクセスします。
https://lmstudio.ai/

「Download LM Studio for Windows」をクリックしてLM Studioをダウンロードします。(2024/10/27時点の最新版はVrt0.3.5 約630MBあります。)

ダウンロードした「LM-Studio-0.3.5-Setup.exe」を起動すると以下の画面が表示されるので、
ウィンドウ右上の「Skip Onbording」をクリックします。

2.2 LLM(大規模言語モデル)のダウンロード

2.1の続きで、LM Studioのトップ画面が表示されるので、画面上部の「Select a model to Load」をクリックします。

画面上部の虫眼鏡が表示されているエリアにダウンロードしたいLLMを入力します。
ここでは、日本語対応のLLMで「Llama-3-ELYZA-JP-8B」を使用したいと思います。
虫眼鏡が表示されているエリアに「ELYZA」と入力します。

「Llama-3-ELYZA-JP-8B-GGUF」を選択し、画面右下の「Download」をクリックします。
約4.92GBです。

ダウンロードが始まります。

ダウンロードが完了したら、Load Modelをクリックします。

2.3 ダウンロードしたLLMを利用する

[Type a message and press Enter to send ...]に文字を入力することで、AIによる対話ができるようになります。

GPUが搭載されていないPCで試しましたが、回答し始めるまでに3~7秒かかりました。
また、回答のテキストもかなりゆっくり表示します。

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