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Hyper-VにWindows,Ubuntu,AndroidOSをインストールする

2024/11/09に公開

はじめに

仮想化環境Hyper-Vには、いろいろなOSをインストールすることができます。ここでは、いくつかのOSをインストールすることにします。

(1)Ubuntu 22.04 LTSのインストール

「Hyper-Vクイック作成」を実行すると、仮想マシン作成ウィザードが表示さます。

「Ubuntu 22.04 LTS」を選択するとイメージファイルがダウンロードされます。

Ubuntu起動時に以下の画面が表示されたら、右上の「×」ボタンを押します。

Ubuntuの初期設定を行うと、Ubuntuが使用できるようになります。

(2)Windows 11 開発環境のインストール

ここでは、Windows11 Enterpriseをインストールできます。
「Hyper-Vクイック作成」を実行すると、仮想マシン作成ウィザードが表示さます。

「Windows 11 開発環境」を選択するとイメージファールがダウンロードされます。
評価版のため、あらかじめ設定されている期間が経過すると、有効期限切れとなります。

「接続」を選択すると、Windows11が起動します。

(3)Windows XP/ 7 のインストール

Windows XP や Windows 7 などの昔のOSをインストールする際は、「Hyper-Vクイック作成」を使わずにHyper-Vマネージャーから作成します。

まず、Hyper-Vマネージャーを起動した後、画面右側の「新規」ー「仮想マシン」を選択します。

仮想マシンの新規作成ウィザードが表示されるので、名前と格納場所を指定します。
デフォルトでも問題ありません。

世代の設定では「第1世代」を選択します。
「第2世代」を選択すると、インストールがうまくいきませんでした。

メモリの割り当てを行います。
WindowsXPの場合は512MB
Windows7の場合は2GBあれば十分です。

ネットワークの接続設定です。ここでは「接続しない」を選択しています。

仮想ハードディスクの容量を入力します。

インストールするOSのisoがある場所を指定します。

設定が終了したら、仮想マシンのリストからWindowsXPを選択し、右クリック→「起動」を選択します。

WindowsXPをダブルクリックすると、仮想マシンが立ち上がり、WindowsXPのインストール画面が表示されます。

OSインストール時の各種設定が完了すると、WindowsXPが起動します。

(4)Windows 11 homeのインストール

ここでは、Windows 11 homeのインストールについて説明します。

まず、Hyper-Vマネージャーを起動した後、画面右側の「新規」ー「仮想マシン」を選択します。

仮想マシンの新規作成ウィザードが表示されるので、名前と格納場所を指定します。
デフォルトでも問題ありません。

世代の設定では「第2世代」を選択します。

メモリの割り当てを行います。
ここでは4GBにしています。

ネットワークの接続設定です。ここでは「Default Switch」を選択しています。

仮想ハードディスクの容量を入力します。

インストールするOSのisoがある場所を指定します。

設定が終了しますが、追加のオプションが必要です。
仮想マシンのリストからWindows11を選択し、右クリック→「設定」を選択します。
(1)ハードウェア → セキュリティの項目を選択し、
「トラステッドプラットフォームモジュールを有効にする(P)」にチェックマークを入れ, 有効にします。

(2)ハードウェア → プロセッサの項目を選択し、
「仮想プロセッサの数」を2以上にします。

仮想マシンのリストからWindows11を選択し、右クリック→「接続」を選択します。

「起動」をクリックすると、仮想マシンが立ち上がり、Windows11のインストール画面が表示されます。

OSインストール時の各種設定が完了すると、Windows11が起動します。

(5)Android OSのインストール

まず、Hyper-Vマネージャーを起動した後、画面右側の「新規」ー「仮想マシン」を選択します。

仮想マシンの新規作成ウィザードが表示されるので、名前と格納場所を指定します。
デフォルトでも問題ありません。

設定では「第1世代」を選択します。

メモリの割り当てを行います。
ここでは4GBを指定しました。

ネットワークの接続設定です。ここでは「Default Switch」を選択しています。

仮想ハードディスクの容量を入力します。

インストールするOSのisoがある場所を指定します。

設定が終了したら、仮想マシンのリストからAndroidOSを選択し、右クリック→「接続」を選択します。

「起動」をクリックすると、仮想マシンが立ち上がり、AndoroidOSのインストール画面が表示されます。

[Advanced options..]-[Auto_Installtaion - Auto Install to specified harddisk]を選択し、インストールを行います。
インストールが完了したら再起動[Reboot]を選択しますが、選択前に仮想ウィンドウの[メディア]-[DVDドライブ]-[******.isoの取り出し(E)]を選択して、インストールメディアを取り出す操作を行ってから[Reboot]を選択します。

再起動後、AndroidOSの各種設定が完了すると、Androidが起動します。

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