Windows11で仮想化ソフトのHyper-Vを動かす
はじめに
Hyper-VはWindows上で動かす仮想化ソフトで、1台の物理的なハードウェア上で複数のOSを動かすことができます。
事前準備1(Windows 11 Home/Professional)
物理PCで動かしている場合は、PCのBIOS画面を起動し、「Intel Virtualization Technology(VTx)」を有効にします。(BIOS画面はPCごとに異なるので省略します。)
事前準備2(Windows 11 Homeのみ)
以下のバッチファイルを新しく作成し、管理者権限で実行します。
pushd "%~dp0"
dir /b %SystemRoot%\servicing\Packages\*Hyper-V*.mum >hyper-v.txt
for /f %%i in ('findstr /i . hyper-v.txt 2^>nul') do dism /online /norestart /add-package:"%SystemRoot%\servicing\Packages\%%i"
del hyper-v.txt
Dism /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Hyper-V -All /LimitAccess /ALL
しばらくすると再起動を促す画面が表示されるので、パソコンを再起動します。
Hyper-Vのインストール
Hyper-Vは標準ではインストールされていないため、手動で追加のインストールを行う必要があります。
まず、Windowsのタスクバーの検索ウィンドウで「コントロール」を入力し、コントロールパネルを選択します。
コントロールパネルのウィンドウで、「プログラム」を選択します。
「Windowsの機能の有効化または無効化」を選択します。
Windowsの機能ウィンドウで「Hyper-V」にチェックボックスを入れます。
しばらく待つとHyper-Vの導入が終わります。
Hyper-Vは、「Windowsのアイコンをクリック」-「すべてのアプリ」-「Windowsツール」の順に選択していくとWindowsツールウィンドウの中にあります。
「Hyper-V マネージャー」を実行すると、Hyper-Vが起動します。
また、「Hyper-Vクイック作成」を実行すると、仮想マシン作成ウィザードが表示されます。
トラブルシューティング
(1)「Hyper-Vクイック作成」を実行すると以下のような画面が表示される
(2)「Hyper-V マネージャー」で「サーバー接続」を実行し、
ローカルコンピュータに接続しようとすると、
以下のような画面が表示される。
Windows11 homeにてHyper-V とVMWare Workstation 17を共存している環境で上の事象が発生しました。
他の環境でVMWare Workstation 17 を入れずに、Windows11 homeにてHyper-Vのみ動かしている場合は上の事象は発生しなかったので、VMWare Workstation 17が関係しているのかもしれません(未検証)
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