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ARO のコスト最適化:OpenShift ライセンス料金を正しく理解する
はじめに
この記事では、ARO で発生する料金の内訳、および OpenShift ライセンス料金が発生しない条件について、ご紹介いたします。
現在、ARO を運用されている方、今後、ARO の利用をご検討されている方のコスト最適化のご参考となれば幸いです。
ARO 料金の内訳
ARO を作成することにより、以下の料金が発生いたします。
- Azure VM 料金
- Azure VM で使用する Openshift のライセンス料金
- ストレージなど、ARO を構成するための、その他の Azure リソースの料金
OpenShift ライセンス料金が発生する条件について
テーブル形式でまとめましたので、以下の内容をご確認ください。
ノードの種類 | コントロール プレーン | ワーカー | インフラ |
---|---|---|---|
Azure VM 料金 | 発生する | 発生する | 発生する |
OpenShift ライセンス料金 | 発生しない | 発生する | 3 台までは発生しない |
インフラノードの構成時の注意点
インフラノードでサポートされていないワークロードを実行すると、SLA の対象外となり、ワーカーノードと同じように OpenShift ライセンス料金が発生します。
そのため、インフラノードで実行しようとしているワークロードがサポート対象かどうかは、注意が必要です。
サポート対象のワークロードについては、ARO の公式ドキュメントをご確認ください。
参考リンク
まとめ
インフラ ノードは、3 台までは OpenShift ライセンス料金が発生しませんので、一旦 3 台で構成してみて、足りなかったら後から追加する運用がいいのではないかと思います。
おわりに
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