Google Cloud Next Tokyo '25で発表された、Gemini CLI GitHub Actionsを試してみた
先日開催された、Google Cloud Next Tokyo '25に Next Tokyoアンバサダーとして参加してきました!
本記事では、2日目の基調講演で発表された、Gemini CLI GitHub Actionsを実際に試してみた結果を共有します。
Gemini CLI GitHub Actionsとは
Gemini CLI GitHub Actionsは、Gemini CLIをGitHub Actionsで利用できるようにしたものです。
これにより、CI/CDパイプラインでGemini CLIの活用がより簡単になりました!
Gemini CLIと同じく、OSSとして公開されており、GitHub上でソースコードを確認できます。
アクションの中身としては、Gemini CLIのインストールと、呼び出し時に渡されたパラメータで認証を行い、同じく渡されたプロンプトをYOLO(You Only Look Once)モードで実行するというものになっています。
試してみた
実際に個人のGitHubリポジトリで試してみました。
公式で提供されているサンプルを参考に、以下のようなワークフローを作成しました。
次のようなイシューを作り、@gemini
でメンションをすると、ワークフローが実行され、Gemini CLIが呼び出されます。
うまくいくと、イシューへのコメントを行い、命令に応じてプルリクエストが作成されます。
プルリクエスト内でも追加の指示が可能です。
認証
サンプルリポジトリでは、Google AI Studioで発行したAPIキーをリポジトリシークレットに入れて認証していますが、他にも認証方法が用意されています。
エンタープライズで利用する場合は、Vertex AIを利用したほうがより安全でスケーラブルです。
こちらの記事を参考に、Workload Identityプールとサービスアカウントを作成。
with:
# gemini_api_key: '${{ secrets.GEMINI_API_KEY }}'
gcp_workload_identity_provider: '${{ secrets.GCP_WIF_PROVIDER }}'
gcp_project_id: '${{ secrets.GOOGLE_CLOUD_PROJECT }}'
gcp_location: '${{ vars.GOOGLE_CLOUD_LOCATION }}' # ex: 'global'
gcp_service_account: '${{ secrets.SERVICE_ACCOUNT_EMAIL }}'
use_vertex_ai: 'true'
# use_gemini_code_assist: '${{ vars.GOOGLE_GENAI_USE_GCA }}'
例えば、このように変数に設定することでVertex AIでの認証に切り替えることが可能です。
まとめ
Gemini CLIでは個人のローカル環境でターミナルを経由してペアプログラマーのようにGeminiを実行することができますが、Gemini CLI GitHub Actionsを利用することで、GitHub上でまるでチームメイトのようにGeminiと共同作業を行うことができます!
Geminiを使ったバイブコーディングがさらに加速しますね!
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