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SQLの基本知識(後編)

2025/02/27に公開

7. SQLの具体例

SQLを学ぶ上で、具体的な例を通して理解を深めることが重要です。ここでは、初心者向けに基本的なSQLの具体例を紹介します。

7.1 テーブルの作成(CREATE)

まずはデータを格納するためのテーブルを作成します。

CREATE TABLE Users (
    id INT PRIMARY KEY,
    name VARCHAR(50),
    email VARCHAR(100),
    created_at DATE
);

説明:

  • id: ユーザーを一意に識別する主キー
  • name: ユーザーの名前
  • email: ユーザーのメールアドレス
  • created_at: アカウント作成日

7.2 データの挿入(INSERT)

テーブルにデータを追加します。

INSERT INTO Users (id, name, email, created_at)
VALUES (1, 'Taro Yamada', 'taro@example.com', '2024-01-01');

説明:

  • INSERT INTOで指定した列に対応するデータを追加。
  • 上記の例では、1人のユーザー情報を挿入しています。

7.3 データの取得(SELECT)

テーブルからデータを取得します。

SELECT * FROM Users;

説明:

  • SELECT *はすべての列を取得します。
  • 条件を指定したい場合はWHEREを使います。

例:特定のユーザーを取得する

SELECT name, email FROM Users WHERE id = 1;

7.4 データの更新(UPDATE)

既存のデータを更新します。

UPDATE Users
SET email = 'taro.new@example.com'
WHERE id = 1;

説明:

  • SETで更新内容を指定します。
  • WHEREを使わないとすべての行が更新されるため注意。

7.5 データの削除(DELETE)

テーブルからデータを削除します。

DELETE FROM Users WHERE id = 1;

説明:

  • WHEREで削除する行を指定します。
  • 指定しない場合はテーブルのすべての行が削除されます。

7.6 テーブルの削除(DROP)

テーブル自体を削除します。

DROP TABLE Users;

説明:

  • DROP TABLEを使うとテーブルとその中のすべてのデータが削除されます。

7.7 総まとめ:サンプルシナリオ

以下は、1つのシナリオを通してSQLを使う流れの例です。

シナリオ:新しいユーザーを登録し、メールアドレスを更新した後、データを削除する

  1. テーブルの作成

    CREATE TABLE Users (
        id INT PRIMARY KEY,
        name VARCHAR(50),
        email VARCHAR(100),
        created_at DATE
    );
    
  2. データの挿入

    INSERT INTO Users (id, name, email, created_at)
    VALUES (1, 'Hanako Suzuki', 'hanako@example.com', '2024-01-02');
    
  3. データの更新

    UPDATE Users
    SET email = 'hanako.new@example.com'
    WHERE id = 1;
    
  4. データの取得

    SELECT * FROM Users;
    
  5. データの削除

    DELETE FROM Users WHERE id = 1;
    

まとめ

この章では、SQLで実際に行える操作の具体例を紹介しました。これらの基本操作を習得することで、データベースを自在に扱う基礎が身につきます。次のステップとして、実際の環境でこれらのコマンドを試してみましょう。

8. SQL学習におすすめなサイト

初心者がSQLを効率的に学ぶためには、信頼できるオンラインリソースを活用することが非常に重要です。ここでは、SQL学習におすすめのサイトを紹介します。


8.1. SQL攻略

サイトの特徴

  • URL: SQL攻略
  • 日本語で学べるSQL学習サイトで、初心者から中級者まで幅広く対応しています。
  • 分かりやすい例題が豊富で、実際に手を動かしながら学ぶことができます。

主な内容

  • 基礎から応用までの解説
  • 実践的なSQLクエリのサンプル
  • よくあるエラーの対処方法

特におすすめのポイント

  • シンプルで見やすいデザインで迷わず学習を進められます。
  • 日本語なので、英語が苦手な方でも安心して利用できます。

8.2. W3Schools

サイトの特徴

  • URL: W3Schools
  • 世界中で多くのユーザーに利用されている英語ベースの学習サイト。
  • インタラクティブな学習形式で、学びながら実際にコードを実行できます。

主な内容

  • SQLの基本文法の解説
  • データベースの操作方法
  • 演習問題やクイズで理解を深められる

特におすすめのポイント

  • インタラクティブなエディターがあり、即座にSQLクエリを実行して結果を確認できる。
  • 実践的な演習問題が豊富で、基礎力をしっかり鍛えられる。
  • 多言語に対応しており、SQL以外の技術も学べます。

まとめ

SQLを学ぶ上で、適切なリソースを選ぶことは非常に重要です。「SQL攻略」で日本語の基礎を固め、「W3Schools」で実践力を磨くのが理想的な学習パスです。これらのサイトを活用し、自分のペースで着実にスキルを身につけましょう!

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