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SPAがSEOに弱い?

2025/03/24に公開

はじめに

こんにちは! 「ITトレンド」というメディアの開発をしている Taiki です!

「SPAはSEOに弱い」ってよく耳にしますが、「それって何で?」 と疑問に思ったので、自分なりに調べて整理してみました。

この記事では、

  • なぜSPAがSEOに弱いと言われるのか?
  • Googleクローラーの仕組み

を解説していきます!参考になれば嬉しいです!🙌

結論:SPAではなく、「CSR(クライアントサイドレンダリング)がSEOに弱い」

そもそも、SPA(シングルページアプリケーション)とは 「1つのHTMLファイルでページ遷移を行わずに動的にコンテンツを更新するWebアプリケーション」 のことです。

SPAでCSR(クライアントサイドレンダリング)がよく使われる理由として、以下のようなことが挙げられます。

  • ページの再読み込みをせずに、スムーズに表示を更新できるためユーザー体験(UX)の向上に繋がる
  • リアルタイム更新が必要なアプリ(SNS、ダッシュボードなど)で有効。

→ でも、これがSEOに不向きと言われる原因に!

なぜCSR(クライアントサイドレンダリング)がSEOに弱いのか

Googleクローラーがページを評価する流れを理解すると、この問題が見えてきます。

Googleクローラーの動き

Googleクローラーは、ページ(初回ロード時)の HTMLを取得 → インデックス(検索データベースに登録) という流れで動作します。

CSR の特徴

CSR の初回ロード時は、空のHTMLが表示されます。
その後、JavaScript によってサーバー側で取得したデータを埋めていくといった特徴があります。

つまり、、

Google クローラーは「HTMLを取得した時点」でページを評価する → CSRだと「空のHTMLしか見えない」→ 空のHTMLがインデックスされてしまう!

と言うのが理由になります。

まとめ:SPA自体がSEOに弱いわけじゃない!

  • 「SPAがSEOに弱い」と言われるのは、CSR(クライアントサイドレンダリング)が原因。
  • Googleクローラーは HTML を取得する時点で評価するため、JavaScript 実行後の内容を認識できないことがある。
  • 故に、CSRは検索結果に空のページが登録されるリスクがあるため、SEOに弱いと言われる
株式会社イノベーション Tech Blog

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