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Xserver -> AWS Route53 ドメイン移管方法まとめ

2024/09/16に公開

手順1:XserverでドメインのDNSレコード設定を控えておく

対象ドメインのサーバーパネルで、DNSレコード設定を表示します。
DNSレコードの設定は自分で移動させる必要があります。
トラブルがあったときに、元の状態に戻せるように、バックアップとしてすべての設定を控えておくことをおすすめします。

手順2:Xserverでドメイン解約手続きをする

xserver公式ヘルプページの下記を参考に解約手続きを行います。

https://www.xdomain.ne.jp/support/faq/faq_domain_transfer.php

登録メール宛てに、件名「ドメイン解約についてのご案内」というメールが送られてきますので、その手順に従います。
注意すべき点は、認証鍵を控えておくこと(AWS Route53 で設定時に入力を求められるため)と、レジストラロックを解除しておくことです。

手順3:AWS Route53 でドメイン移管手続きをする

awsにログインして、Route53の登録ドメイン画面を表示します。
ここで"移管(イン)"ボタンをクリック -> 単一のドメインを選択します。

ドメインをアカウントに移管する画面で、移管したいドメイン名を入力して"チェック"ボタンをクリックします。

移行の処理を続行して、移管申請を行い完了するまで待ちます。
私は2日程度待ちました。

手順4:AWS Route53 ホストゾーンの確認

ドメイン移管が完了すると、Route53のホストゾーンが生成されます。
awsにログインして、Route53のホストゾーンを表示します。
ドメイン移管の完了直後は、NSとSOAレコードのみがあります。
NSレコードの値は後から必要なので、控えておいてください。
手順1で控えておいた、xserverのレコードをここに追加します。
Aレコードは必須なのですが、MX、TXT、CNAMEなどのレコードは必要に応じて追加します。

手順5:AWS Route53 ドメインの確認

Route53の登録済みドメインを表示して、移管したドメインをクリックして詳細を表示します。
ドメイン移管の完了直後は、ネームサーバーがxserverの値のままになっています。
これを手動で書き換える必要があります。

"アクション"ボタンをクリック > ネームサーバーの編集 を選択します。
ここに、手順4で控えておいた、awsのNSレコードの値に書き換えます。

手順6:DNSの伝播確認

下記のサイトでDNSの反映状況が確認できます。
dnschecker.org
https://dnschecker.org/#A/indigo165e83.com

digコマンドで反映状況を調べるのもよいです。

dig indigo165e83.com

↓ 結果

; <<>> DiG 9.16.1-Ubuntu <<>> indigo165e83.com
;; global options: +cmd
;; Got answer:
;; ->>HEADER<<- opcode: QUERY, status: NOERROR, id: 62568
;; flags: qr rd ra; QUERY: 1, ANSWER: 1, AUTHORITY: 0, ADDITIONAL: 1

;; OPT PSEUDOSECTION:
; EDNS: version: 0, flags:; udp: 512
;; QUESTION SECTION:
;indigo165e83.com.              IN      A

;; ANSWER SECTION:
indigo165e83.com.       300     IN      A       xxx.xxx.xxx.xxx

;; Query time: 20 msec
;; SERVER: 8.8.8.8#53(8.8.8.8)
;; WHEN: Mon Sep 16 11:23:02 JST 2024
;; MSG SIZE  rcvd: 61
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