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【Unity】多言語対応用の言語テーブルをcodex (or claude code, cursor) に作成させる方法
Unityでの多言語対応、ゲーム開発では対応しているかが売上に直結するので可能な限り多くの言語に対応したいですよね...
が、自分で全部作成するのはすごく大変だし、ちゃんとした翻訳家にお願いするとものすごいお金がかかるし...(英語だけならまだしも中国語やロシア語などに対応するのなんて、個人開発レベルだと現実的じゃない...)
というのがちょっと前までの状況だったと思うのですが、最近のLLM系の進化は凄まじく、かなりネイティブに近い翻訳をサクッとやってくれます。
今回はcodex(claude codeやcursorでも問題なし)にUnity公式多言語対応用パッケージのLocalizationが管理する言語テーブルを効率的に作成させる方法を紹介します。
どうやるの?
結論から先に、
「言語テーブル用のcsvファイルをcodexに作らせてimport」
だけで完了します笑
具体的なやり方
csvの作成
まずはcsvファイルを作成します。csvファイルのカラムは下記の通りです。
Key,Id,English(en),Japanese(ja)
Keyは任意の文字列、IdはUnity内部で管理されるID(カラムだけ用意し、空欄でOK)、これ以降は言語ごとの文字列を記入する、のようなフォーマットです。入力例はこんな感じ。
Key,Id,English(en),Japanese(ja)
"Test1",,"test1","テスト1"
"Test2",,"test2","テスト2"
例えば下記のようなcsvファイルを作成し、
Key,Id,English(en),Japanese(ja)
,,,"犬"
,,,"猫"
,,,"りんご"
これをcodexに読み込ませて翻訳させます。
@Test.csv ファイルはUnityのLocalizationの言語テーブルimport用のcsvファイルです。ここに記載されているJapanese(ja)に対応するよう他の言語も翻訳をして。なお、Keyには適切な文字列を入れ、Idは空のままで問題ないです。
すると、下記のように翻訳されたcsvファイルが一瞬で完成します。
Key,Id,English(en),Japanese(ja)
animal_dog,,"Dog","犬"
animal_cat,,"Cat","猫"
fruit_apple,,"Apple","りんご"
csvファイルをimport
先程作成したcsvファイルをimportします。
- Unity Editor上で Window > Asset Management > Localization Tables をクリック
- Importをクリックし、CSV... をクリック

- 先程作成したcsvファイルを選択
下記のように無事importできれば完了です!

おわりに
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